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最近のニュースで気になったこと(6) [ニュース]

まぁ。1月から芸能界は洋邦問わず大ニュースが立て続けに出てきていますね。
その中でも尾を引きそうなのが「SMAP解散報道」でしょうか。

これ、いわゆる「企業体質」ってものが大きく関係している気がしてならないんです。
つまり、本人たちは何も悪くないってこと。
だからこそファンの動きは素直になるわけで、
オリコンチャートに何曲も再ランクインするのも当然なわけです。

大きく分けると2つある気がします。

一つは「ワンマン経営」「同族経営」の弊害。
要するに、外部から入ってきた社員と同族上層部との問題により、
社員が振り回されてしまっているだけ。
ただ、上層部の影響力が強過ぎて、いくら話題に上っても
実質「オフレコ」状態になってしまっています。

でも、周りもそんなに頭が悪くないわけで、そんなこと既に気付いています。
「会社の方針」に従わなかったから、ではなく
「『私』の方針」に従わなかったから辞めさせる、もしくはあり得ない扱いを与える。
これでは完全な会社の私物化です。
子供若者の見本となるべきアミューズメントを提供する会社として、
これはどうも厳しい感じがします。

SMAPはデビュー曲が初登場1位になれず、
結構酷い言われようを上層部からされたことは、誰もが知っていることで、
きっとその出だしから、扱いは決まってしまったのかも知れません。
そこで彼らを救ったのが、話題の方なのだと思います。
「新鮮な外の空気を入れる」。会社にはとても大切なことです。

上層部の裁量もあるんでしょうが、
「理想」にこだわり過ぎて、外部をこうやって排除していくのは、誰も納得いきません。
これは、一般企業にも言えることであって、
つまり「帝国」とまで呼ばれるこの会社もまた、
ただの一般企業の一つだったというわけでしょうか。

そしてもう一つ。
所詮社員は「モノ」扱い、ということ。
理由が何であれ、今回の騒動はこれが一番の問題だと思います。

彼らのブランドは既にこの会社の過去・現在・未来いずれにおいても、
孤高の輝きを持っており、廃れることは一切ないと誰もが思っています。
しかしこの騒動により分かったことは、
会社にとって彼らはただの「商品」であったということ。
その「商品」を愛する消費者、つまりファンを完全に置き去りにしたということでしょうね。

上層部の影響力が非常に強いのはよく分かりますし、
良くも悪くもそれはある程度あって仕方のないことだと思います。
ただし、自分たちが「商品」としか思っていなかった
「SMAP」というグループの社会に与える影響力を、
果たして上層部は十分理解した上で、この問題を取り扱ったのでしょうか。
彼らがこのまま分裂してしまうこと、上層部が辞めた人々に圧力をかけること。
これは間違いなく、上層部が一番意識していた
「会社のブランド」を大きく傷つけることになるでしょう。

報道によると、
「一度辞めると言ったものは許さない」という考えのようですが、
これこそ会社としてあってはならないこと。
「後輩に示しがつかない」と言っているようですが、
むしろその姿勢のほうが、
社員である他の所属アイドルに悪い影響を与えるのではないでしょうか。
彼らだけでなく、負の連鎖が一気に加速する可能性もあり得ます。

過去に辞めていった人々とは理由が一切違います。
独自の道を歩みたくて辞めた人々や、不祥事により解雇させられた人々とは違いますよね。
最初にも言いましたが、彼らそれぞれの思いは決して間違いではなく、
ただ一旦出した結論が違うだけです。
その結論だって、正解なのか間違いなのかなんて、誰にも分かりません。
それを「古い」考え方でしか対応できないのでは、
その会社そのものに、未来はないと思います。

いずれにしろ、彼らにとって今回の解散報道が現実になるとしたら、
誰のためにもならないでしょう。
感情論で会社を経営なんてしては絶対にいけません。
彼らの「影響力」を、上層部が気付けるのか。
それによって会社がどうなるのかという想像力が、上層部にあるのか。
これが全てを、決定づけるのでしょうね。
今時こんなこと赤の他人に言わせるのも、どうかと思いますが。
タグ:SMAP
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