やっぱりそうなんだな。 [おもいの輪郭~うつ病を乗り越えるために~]
今週の火曜日、仕事中。
ベランダでタバコをふかしていた最中、突然不安に襲われました。
そしてその日一日、何処にいても何をしても落ち着かなくて、ボーっとしていて。
歩いていても心あらずで、何度も道を間違えました。
原因はただ一つ。
やっぱりうつ病の人間って、理解されない邪魔者扱いされちゃうんだなってこと。
前日の月曜日、お世話になる会社へとご挨拶に伺いました。
そこで社長さんから、ここでのボクの仕事と役割について、
そして水曜日の顔合わせのことを聞きました。
その顔合わせをする相手が、何よりも気にしていたこと。
それが「うつ病経験者じゃないかどうか」ってことだったのです。
療養後復帰しても、結局辞めていく人が多かったからとのこと。
痛かったです。ボクにとってはその事実はとても辛かったです。
もちろん、そうであることくらい、最初っから分かってはいたんですけど。
言われた当日は「やっぱりね」とくらいにしか思っていなかったんですが、
顔合わせの前日夕方になって、突然怖くなってしまったんです。
ボクはSEに戻るための就職活動で、この病気の治療中であることは完全に伏せました。
そしてそのお陰で、今の会社にも入れたと思っています。
これはできれば退職するまで、闇に葬ろうと思います。
SEは、いやきっと他の仕事においても、
うつ病になるような環境で働いている人はたくさんいるでしょうし、
今まさにその病になっている方、なっているのに気付いていない方もいるでしょう。
それなのに、この病気に対する社会の理解は一切進んでいないのが現状です。
普通に生きたい。普通の生活をしたい。
それだけの希望さえ、断たれてしまうんです。
それが怖くて誰にも言えずに隠し通して、通常なふりをして無理をして、
どんどん悪くなっていくんです。
寂しいですね。
しかし、現状を嘆いていても仕方がないんです。
生きなければ、明日はないんです。
だったらできる限りの対策を練らなければなりません。
ボクの場合は、まず今日中に紹介状を書いていただいた病院に診察の予約を入れて、
治療を継続すること。
そしてカウンセリングをしていただける場所を探すこと。
どちらも予約で溢れかえっているそうです。
当然ですね。人口が島根の比じゃないですし、
島根でだって人でいっぱいでしたから。
そして仕事においては、一切この話をしないこと。隠し続けること。
現状がこれなんで、仕方がないです。
いくら仲良くなったとしても、何処で漏れ聞こえるか分からないんで、喋りません。
でもね。これは諦めたってことじゃないんです。
話のできる人ができれば、いいだけのことです。
仕事以外の関係をどこかで築くことができれば、その可能性も高くなるでしょう。
さて、そんな時間、どこで取れるかなぁ。
今の自分。
幸いにして、病気は小康状態を保っています。
今すぐカウンセリングしていただかないと、という状態でもありません。
今は久々の一人暮らし、久々の仕事で落ち着かなくて気が付いていないだけかも知れません。
つまり、来週からの職場で激務やストレスが続いたら、どうなるか・・・。
来週からお世話になる職場に、もしそうなりそうな人がいたとしたら、
自分の事実は隠しても、手を差し伸べることはきっとできると思っています。
それもまた人生の第三章を始めたばかりの、ボクの使命だと思っています。
SEがブラックでないことを、そうであったとしたらそうでなくなることを、
こういったブログといった手段とかあれこれで、世の中に知らしめるためにも。
誰にでもあり得ることなのになかなか理解が進んでいないのが残念です。
一歩前へ進んだこと 大きなことだと思います。
by ハマコウ (2015-10-24 23:08)
立場は違いますが、つい最近、私も同じようなことを思いました。
認知症の話題がテレビで取り上げられていたのですが、認知症は「自分にも
その可能性がある」と考える人が多いのに、なんで、うつは…と。
まずは、はらぼーさんに合ったドクターやカウンセラーに早く出会えますように。
そして、ご訪問ありがとうございます。素直に嬉しかったです^-^
私はスローペースでの更新ですが、おかげさまでマイペースを保ちながら
ボチボチと日々を過ごしています♪
by たんちんぷにん (2015-10-25 00:39)
「ハマコウ」さん、おはようございます。
誰でも起こり得るからこそ、
もしかしたら「風邪」みたいなものと思われているのかも知れません。
「憂鬱」と「うつ病」とを混同している人が多過ぎると思います。
こんな世の中だから仕方がないですが、
こんな世の中を、なった本人である自分が
少しでも変えてやりたいと思っているんです。
by はらぼー (2015-10-25 08:15)
「たんちんぷにん」さん、おはようございます。
そうですね。認知症は結構世間には理解されていますね。
認知症はある意味年齢と共に訪れてしまう病(若年性は違いますが)
だと思われているのに対して、
うつ病は「本人の心が弱いからだ」とかの精神論で片付けられてしまう、
病気ともそうでないとも言い切れない人が多い病気であるのが
理由なのかも知れません。
とある本を読むと、アメリカの話ですが、
入院患者の半数以上は精神的病なのだそうです。
何よりもも課題だと思うのが、
職場での理解が得られるかどうかということだと思います。
大企業ならまだしも、中小企業ではまだまだ全く進んでいません。
その点も、中小に勤めるボクは、なんとか変えてやりたい。
そんな使命も、今のボクにはあるように感じています。
ちょっと大風呂敷、広げちゃいました(^^;;
by はらぼー (2015-10-25 08:23)