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こころの支えになる言葉 [おもいの輪郭~うつ病を乗り越えるために~]

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うつ病への、そんな自分への誤解・偏見を相手から示されるのは、とても怖いこと。
だから、余程の付き合いの深さでないと、打ち明けるなんてとてもできない。
そして、それが、うつ病の人間にとって、一番つらい状況。

ボクは最近、うつの症状が顔を見せた時、思い出す言葉がある。


ある祝日だったか、もしかしたら病院検査のために仕事を休んだ日だったか。
昼のワイドショーで、アメリカの俳優 マイケル・J・フォックスの俳優復帰のニュースを見た。
彼はパーキンソン病を患う彼自身を敢えてさらけ出すようなドラマの主演を務めており、
その番組は話題にもなり、好評を博しているというニュースだった。

その記事で彼が自身のパーキンソン病について発したコメントに、
違う病であるボクは、とても勇気づけられた。

「僕の人生観とパーキンソン病の現実・・・
 それは時にストレスが溜まることだけど、滑稽なことでもあるね。
 僕自身はそういう風に(今の状況を)とらえていく必要があるし、他の人だって同じだと思う。」
「みんなはこの番組を見て、“そうだ、自分も笑い飛ばさなきゃ”って言ってくれると思うよ。」

そうか・・・こんな自分を受け入れて、
ダメなやつだなぁ、って笑い飛ばしたら、
あのイヤな、負のスパイラルに陥らなくて済むかもな、って。

そして、最近流れるシオノギ製薬の、「うつ病からくる身体の痛み」をテーマにしたテレビCM。
その最後に流れるフレーズだ。

「うつは辛いものです。でもあなたが苦しむ必要はありません。」

あれやこれやの妄想で苦しんだって、何もいいことなんてない。
人のせいでもない、そして、自分のせいでもない。
そう、苦しまなくても、いいんだ。

将来に希望が必ずしもあるとは限らない。
でも自分が思うほど、絶望的な未来になることもないかも知れない。
何にも分からない先のことで苦しまず、
今をよりよく、どう生きるのか。
それだけを、まず考えている。
そのために、ボクはこの2つの言葉を口ずさみながら、救われている。

うつ病の症状により、また別の病気であったら、これらの言葉がどう聞こえるのかは分からない。
それでも、どんな状況の人でも、
そんな言葉を一つでも、できるだけ多く見つけて支えにすれば、
自分自身にとって前向きな行動も判断も、きっとできるようになって、
いつかくる未来を、理想とは全く違っていても、いい方向にもっていける、とボクは思うのです。
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