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中森明菜「北ウイング」 [My Favorite 中森明菜]

カテゴリ「My Favorite 中森明菜」では、
ボクが小さい頃から、そして現在でも最も好きなシンガー、
中森明菜の楽曲を、紹介していこうと思う。

「北ウイング」 作詞:康珍化 作曲:林哲司 編曲:林哲司

1984年1月1日発売のシングル曲。

同時期のヒット曲は、
わらべwith欽どこファミリー「もしも明日が・・・」、欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」、
小柳ルミ子「お久しぶりね」、THE ALFEE「星空のディスタンス」、
松田聖子「瞳はダイアモンド」「Rock'n Rouge」、杏里「悲しみがとまらない」
安全地帯「ワインレッドの心」、チェッカーズ「涙のリクエスト」等々。
おぉ、こう列記すると、凄い名曲揃いじゃないか。

さて、この曲は、
中森明菜というトップアイドルが、
当時の中高年の方々からも「この子は歌が上手いよねぇ」と言わせるような
実力派シンガーへと変貌する、記念碑的な曲と、ボクは思っている。

「北ウイング」とは、成田国際空港の第1ターミナル北側のこと。
発売当時は、日本航空の便が離着陸していたそうだ。
彼女が大好きなシンガーソングライターである、
松任谷由実の「中央フリーウェイ」のような、
そこの風景が目に浮かぶような曲を、という思いでリリースしたとのこと。

離れて暮らす恋人のもとへ、何もかも捨てて旅立つ女性の歌。
ジェット機が滑走路から飛び立つ浮揚感、
数千メートル上空の窓から見える夜の景色、
そういった高揚感と、何とも言えない憂いを、
詩、曲、アレンジ、そしてデビュー3年目の彼女の瑞々しく伸びやかな歌声で、
見事に表現した曲。

彼女の歌唱法は、曲中の物語が目に浮かぶように、
抑揚を利かせるタイプだったのだが、
この「北ウイング」では、その傾向がかなり顕著に表れてきたと思う。
そして、まさにこの曲から、様々な世界の国々に旅立ち始める。
南の島「サザンウインド」、ブラジル「ミ・アモーレ」、サハラ砂漠「SAND BEIGE(砂漠へ)」、
NYのようなメトロポリタン「SOLITUDE」「Fin」、ヨーロッパ「ジプシー・クイーン」、
アルゼンチン「TANGO NOIR」、アラブ「AL-MAUJ(アルマージ)」、
スペイン「The Heat~Musica Fiesta~」等々・・・。

ちなみに、日本人が大好きな、いわゆる王道歌謡曲路線のメロディでもあり、
中森明菜の曲の中では、カラオケ等でも誰でも割と気持ちよく歌いやすい曲と思う。
やはり、サビとそれ以外の部分とで、抑揚をしっかりと分けて歌うほうが、
ただ声を張り上げたり、平板的に歌うよりも、断然気持ちがいい。
ただし、彼女のようなロングトーンを真似するのは、なかなかリスキーかと。
タグ:中森明菜
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