松江自動車道で庄原・三次まで～家族とともに～

ふと、両親をどこかへ連れて行きたいな、と思った。
かつて父親が、ボクたちを連れて行ってくれたように。

今回選んだ場所は、父親のリクエストで、
今年3月に中国自動車道とようやく繋がった、松江自動車道を走ってみることに。
もちろん、ただのドライブじゃつまらないから、
松江自動車道終点の三次まで車を走らせた。
両親だけ乗せると、すぐに変な喧嘩になるから、
仁摩に住んでいる姉も誘ってね。
4人での旅行なんて、きっと30年くらい振りだ。


松江自動車道雲南吉田ICを下りてすぐにある
道の駅「たたらば壱番地」。
本当は2つ先の高野ICの道の駅が最初の目的地だったのだけれど、
連休の渋滞を警戒して早めに出発した割に、そんなに道は混んでいなかったので、
時間調整のために寄ってみた。

高野ICの道の駅には及ばないが、
こちらの道の駅も、お土産、地元産品などがなかなか充実。
地元産の卵を使ったスイーツ店が人気のよう。
遅い時間だと人気のプリンなどは売り切れてしまっているので、
また今度、できるだけ早い時間に行ってみよう。


11時前、高野ICすぐの道の駅「たかの」に無事到着。
以前紹介した「カフェレストランそらら」で、開店すぐに入店し、
早めの昼食を取る。
父親は瓶ビールを飲んでごきげん。
4人とも、違うメニューを注文。
ボクはこの、瀬戸もみじの大根カレーソースカツレツセットを今回はいただいた。
味も量も、3人からはおおむね好評。ほっ。



この後向かったのは、道の駅たかの（高野IC）から、
県道39号線、国道432号線経由で程なく到着できる、
天満神社の境内に鎮座する、上高野山の乳下がりイチョウ。


本当に今日は、いい天気だ。


樹齢1000年近くとも言われる銀杏の木は圧巻。
乳下がりと言われる所以の垂れ下がる気根と呼ばれる枝もだが、
その幹の巨大さ、佇まいは、霊的、神秘的なものを感じずにはいられない。



例年だともう鮮やかに黄色く色付いているらしいのだが、
今年は猛暑の影響だろうか、まだほとんどが青々としている。
残念・・・。


楓のほうは、徐々に赤みを増しているようだ。

さて、松江自動車道の終着点、三次東ICを下りて、三次市の尾関山公園へ到着。

ここも本来は紅葉スポットなのだけど、1～2週間早かったかな、という感じ。


ここは小高い丘にある公園で、展望台もあり、三次市中心部をこんな風に一望できる。
左手に市街地、市街地の右側をまっすぐ突っ切る線路は、終点三次駅へと向かう、JR三江線。
その右には江の川、鉄橋を渡った右端には、昔から山陰～広島を結んでいた国道54号線だ。


綺麗に整備されている、閑静な公園。
紅葉でなくても、秋を感じる風景は、あちこちにあるものだ。



これは季節外れかな?

で、本日最後の目的地、「風季舎 昌平本家」に到着。

この和洋菓子店は、旧広島銀行の建物をそのまま店舗として活用しており、
購入だけでなくカフェスペースも店内にあり、
この情緒ある雰囲気の中で、旅のひと休憩もできる。

実は今回、ボクはこのお店がある
三次物怪（もののけ）・でこ街道を、本当は散策したかったのだけれど、
事前調査不足で見事に道に迷ってしまい、
今回はお菓子を買うだけで、ここで旅行はおしまい、となった。
きっといつか、近いうちに、一人でもいいからゆっくりと訪れてみよう。

でもね。
今日は一人旅でできることをしたかったんじゃないんだ。
少しでも、喜んでもらえたら。
「今日はごくろうさん。」
「久しぶりで楽しかったわぁ。」
「また誘ってね。」
地味だったけど、ちょっとは楽しんでくれたみたいで、よかった。うん。
今度は、うっかり忘れてた、家族写真を撮ろうね。

タグ：道の駅 ランチ いちょう 尾関山 三次 松江自動車道

コメント 2

イチョウの木がすごいですね。
三次は通り過ぎることは何度かありましたが、観光地として訪れたことはありません。
盆地で、冬は雲海とか出るのでしたっけ。
家族で楽しめたドライブ紀行、良かったですね。(^^)
by kou (2013-11-03 18:39) 

「kou」さんこんばんは。
そうです。三次は雲海の街なんです。
ただ、早朝の話なので、
出雲辺りから観に行くのはなかなかしんどいかなと。
それでも、写真を撮りには行きたい景色ですね。
銀杏の木、その素晴らしさは実際に観るともっと感じると思います。
国道から入ってすぐの場所にあるのに、
映画にでも出てくるような、幻想的な空間です。

家族旅行、良かったですよ。
もっと若い頃から連れていけてたら・・・と
少し後悔もしているのですが。
思い立ったら、いつやっても遅くはないかなと。
by はらぼー (2013-11-03 22:43)