最初の兆候 [おもいの輪郭~うつ病を乗り越えるために~]
思い返せば、前職の時、35歳を過ぎた頃だったと思います。
ワンルームの部屋に帰るたび、
「一人が寂しい」と急に思い始めたのです。
その頃は、仕事もこれまでになく順調で、
仕事場の人達とも、本当にいい関係が築けていたのです。
それでも、ふと一人ぼっちを感じる瞬間が増えてきて、
それまで「自由気まま」と思っていた時間が、寂しくなってきてしまったのです。
それから間もなくして、対応が非常に難しく、正解のないような困難な仕事のリーダーに抜擢されました。
考え方によっては、確かにやりがいのある仕事だったのでしょうが、
いわゆる部下となった人間の一人と、とにかくうまくいかなくなってしまったのです。
リーダーとしての自分に対し、全くコミュニケーションを取ろうとせず、
自分勝手な行動ばかり取られて、日々悩んでしまっていました。
そんな状況で仕事がうまくいくはずもありません。
仕事がうまくいかない原因を、今思い返せば、
当時の上司に打ち明けて、相談に乗ってもらっていたらと思います。
でも、その時はやはり、意地を張ってしまっていたのでしょう。
そうやって、負のスパイラルに陥り、
仕事中にも塞ぎこむようになってしまい、
上司へのろくな報告もできなくなってしまいました。
そしてある日、上司への報告の最中です。
何をどう報告すべきなのか、苦悩を打ち明けるべきか、
どうすべきか分からなくて混乱に陥り、泣き出してしまいました。
その後、完全に思考が停止し、様子が変な自分を見て、その日は帰宅させられました。
そう、社会人としては、やってはいけないこと、職場放棄をしてしまったのです。
そこから、いろんなものが崩壊し始めたような気がします。
人生、順調なことはいつまでも続きません。
高い壁も何度も目の前に立ちはだかります。
周りのおかげで順調に送れていた日々に、自分はいい気になっていて、
見事に壁を乗り越えられず、思いあがりの高い鼻を見事にへし折られたのです。
自分はとても弱い人間だったのです。
今は、その弱い自分に勝つために、
ふとした瞬間によぎる、理由もない不安をできる限り押し殺しながら、
日々を過ごしています。
まだこの頃は、自分はうつ病などではないと信じていました。
続きはまた後日に。
ワンルームの部屋に帰るたび、
「一人が寂しい」と急に思い始めたのです。
その頃は、仕事もこれまでになく順調で、
仕事場の人達とも、本当にいい関係が築けていたのです。
それでも、ふと一人ぼっちを感じる瞬間が増えてきて、
それまで「自由気まま」と思っていた時間が、寂しくなってきてしまったのです。
それから間もなくして、対応が非常に難しく、正解のないような困難な仕事のリーダーに抜擢されました。
考え方によっては、確かにやりがいのある仕事だったのでしょうが、
いわゆる部下となった人間の一人と、とにかくうまくいかなくなってしまったのです。
リーダーとしての自分に対し、全くコミュニケーションを取ろうとせず、
自分勝手な行動ばかり取られて、日々悩んでしまっていました。
そんな状況で仕事がうまくいくはずもありません。
仕事がうまくいかない原因を、今思い返せば、
当時の上司に打ち明けて、相談に乗ってもらっていたらと思います。
でも、その時はやはり、意地を張ってしまっていたのでしょう。
そうやって、負のスパイラルに陥り、
仕事中にも塞ぎこむようになってしまい、
上司へのろくな報告もできなくなってしまいました。
そしてある日、上司への報告の最中です。
何をどう報告すべきなのか、苦悩を打ち明けるべきか、
どうすべきか分からなくて混乱に陥り、泣き出してしまいました。
その後、完全に思考が停止し、様子が変な自分を見て、その日は帰宅させられました。
そう、社会人としては、やってはいけないこと、職場放棄をしてしまったのです。
そこから、いろんなものが崩壊し始めたような気がします。
人生、順調なことはいつまでも続きません。
高い壁も何度も目の前に立ちはだかります。
周りのおかげで順調に送れていた日々に、自分はいい気になっていて、
見事に壁を乗り越えられず、思いあがりの高い鼻を見事にへし折られたのです。
自分はとても弱い人間だったのです。
今は、その弱い自分に勝つために、
ふとした瞬間によぎる、理由もない不安をできる限り押し殺しながら、
日々を過ごしています。
まだこの頃は、自分はうつ病などではないと信じていました。
続きはまた後日に。
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