SSブログ

常識は破るためにある [おもいの輪郭]

「会社辞めてもこのご時世、どこも行くところなんてないぞ。」

「今から力仕事でもなんて簡単にはできないし、続かないぞ。」

「このまま辞めたら、墜ちるところまで墜ちていくだけの人生だぞ。」

「一緒に住まなくても、どこかで元気にやっていくのも、親孝行だと思うぞ。」
会社を辞めると言って、止められた時の上司や社長からの言葉。
お決まりの言葉。
一つも心に響かなかったな。
会社で一番評価されているエリート側の、いろいろと犠牲にして今の地位があるような
人たち目線の単語を並べたてられてもね。

「何かが違う」

疑問を抱き始めたら、もう止まらない。
本当に大事なことに目を逸らして、ストレス解消に高い買い物を「ごほうび」だと言って買って。
気持ちを共有できない会社とはやっていけないし、
これから先、大事なものを置き去りにしながら、
40,50と過酷なSEでの生存競争に、いやいや耐えて向かっていけるほど、強くはない。
いや、そういう強さはボクにとって何の意味もない。

今、故郷の実家で、親と暮らしている。
あれこれ言い合いしたり、親のペースで回る生活リズムに合わせたり、面倒なことも多い。
結婚もまだできないけれど、一緒に住んでいるだけで、親はうれしそうだ。

仕事も今日で3ヶ月目に入った。
ハローワーク通い2ヶ月足らずで、本当に運よく決まった再就職先は、
オーダーメードの店舗什器や家具を作る会社だ。
車通勤を片道1時間以上しなければならなくて、朝も相当早起きだけど、もう慣れた。
重たい木材を毎日扱うし、一つ間違えば大怪我するような機械を扱ったりするもんだから、
デスクワークしていた身体には、結構こたえる。
でも、力仕事だけれど、なんとかやっていけそうだ。
体力をキープして、鍛えて、ついでにシェイプアップするために、スポーツクラブにも行ってるしね。

前の収入からは相当下がってしまった。
小さい会社だから、慣れたところで突然倒産してしまう可能性だってある。
今でも会社の人とうまく人間関係が作れているわけではない。
それでも、前の会社にいる自分よりも、今の自分がましだと思えるのだから、
これを墜ちてしまった人生だなんて、これっぽっちも思わない。
遅いと思っていた38歳での決断も、やってよかったと思う。

世間の大多数が抱く常識は、本当のことが確かに多いのだけれど、
その常識が息苦しいのであれば、違うと思うのであれば、
気にしなくていいし、突き破って信じて進んでいってもいいはずだ。
渦のど真ん中にいる間は、辛くて苦しくて死にたくなるほどだけど。

帰り道、大黒摩季の「永遠の夢に向かって」を聞いていて、思ったこと。
とりあえず今、毎日結構いい感じでやってるよ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。