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首都圏ウォーク 六本木ヒルズ(森美術館~TCV) [独身男のさすらい旅情]

11月中旬の土曜日昼過ぎ。
ラジオで知った情報をふと思い出し
いそいそ着替えて地下鉄にて一路六本木へ。
夕方に向かう時間帯の日比谷線は
夜のお仕事らしき方々をちらほら見かける興味深い路線。

目的は森美術館で行われている展示「杉本博司 時間の終わり」。
現代アート的な、私達の普段の視点と角度を違えた見方で捉えた写真を撮る
アーティストの展示です。

森美術館に入るためにまずは森ビルへ。
螺旋階段を上がった先のチケット売り場はまるで空港のカウンター。
チケットは美術館+展望台+αのセットで1500円。
アテンダントに案内されてエレベーターに乗り込み52階へ。
52階はTCV(東京シティビュー)のフロア。
人だらけとはいえなかなかの景色を眺めつつ一周してから
美術館へのエスカレーターを上り、いざ観覧へ。

一般的常識を盾にして最期まで見ていたら
多分この展示のさわりも理解できずに終わってしまうんではと思える作品群。
ドキュメンタリーとか風景とか、はっきりとした「方向性」がある被写体だと
その内面を感じ取ろうとする意識を働かせることができそうですけど
杉本氏の感性自体が芸術肌っぽいようで
複数のものを合わせて表現したり
一つの完成したものをわざと曖昧に表現させたり
被写体そのものが難解だったりで
ただの写真展を観に来た感覚で観ると意味不明に感じるかも知れないですね。

でもこういう展示っていうのは
いつも以上に自分の好き勝手な視点や思いで観ていくのが
作品の断片でも理解できる一番の方法じゃないかなって思ったりします。
固定概念で観ようとすると疲れるんでしょうけど
自分の中のどこかを「解放」させれば
こういった作品はより楽しく鑑賞できるんじゃないかなって思いました。

ボクは結構、観る対象に込められた思いを一生懸命汲み取ろうと
努力しながら鑑賞するほうなので
神社仏閣、庭園等を巡ったり絵画彫刻を鑑賞する場合は
相当体力を消耗して、終わる頃には相当疲れてたりするんですけど
今回の展示は、ボクにとっては自分勝手に
「ああでもない、こうでもない」と観れて単純に楽しかったです。

観覧した後、もう一度TCVをひとまわり。
その頃には17時過ぎで既に外は暗くなってて
東京タワー方面はこんな感じ。

この日ヒルズでは
ハリーポッター最新作のプレミアイベントが行われていて
なんだか騒がしかったです(主役級の女の子が来てたみたい)。
その間、ボクはなんだかヒルズ内で迷って同じところをグルグル。
どこでエスカレーターを上がったらどこに出るのかがよく分からない。
1時間弱そんなことをして、結局はそのまま駅へ。
帰る前に森ビルにシャッターを。

森美術館の造り自体がなかなか凝っていて
「これから特別な場所に行くぞ」というような高揚感を味わえたりして
よりよく鑑賞してもらうための雰囲気作りがナイスだと思いました。
美術館も含めて、次はもうちょっと時間早めに回りたいなと。


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