2016-02-11 今日の川崎駅前

おはようございます。


いやぁ。いいお天気ですよ。
そしてみなさん、祝日じゃないですか。
無事ボクも今日はお休みです。
それをいいことに、昨晩は超長電話をしてしまい、超寝不足です。
喉も身体もカッサカサです。

今日の1曲♪
「嵐の素顔」　工藤静香

今日は何にしようかなーと思いiTunesでランダム再生したら、これが出てきました。
昭和60年代を代表するアイドルシンガーの一人ですね。
キムタクさんの奥様といったほうが、若い方には分かりやすいでしょうね。

思えばこの頃は、「原石」を「宝石」に変える土壌が、音楽業界にはあったんですよね。
それもきっと、景気が良かったからなのかも知れません。
当時の彼女は様々な形での歌の経験が豊富だったほうですが、
ソロシンガーとしてはまだ駆け出しでした。
この曲も十分「上手い」ですが、まだまだ伸びしろがあると思いました。
そして歌だけでなくドラマの経験も積んだことで、より輝きが増した一人です。

個人的な感想ですが、
最近は音楽業界も余裕がないのか、
「完成品」で即商品になるシンガー、アーティストを求めがちですね。
まるで一般企業の採用条件「即戦力」みたい。
このやり方が欧米式で、結果も出やすいのかも知れませんけど、
そのせいで「デビュー作」＝「最高傑作」となってしまうことが多いのではと思っちゃいます。
つまり、成長なんて期待していない。だから突然化けることもない。
それが最近、興味を抱ける音楽が少ないなー、と思う理由な気がします。

インディーズアーティストのほうが面白かったり、
バーチャルアイドルがウケるのも分かる気がしてきました。
本当は原石を見つける楽しみ、ワクワク感、誰もが求めているんじゃないのかな。

さて。昨日の長電話。
いつもの先輩と、4時間半もやっちゃいました。
普通じゃ話せないディープな話が、ついつい白熱しちゃうんですよね。

ご想像の通り、ボクのここ数日の出来事について思いのたけをぶつけさせてもらいました。
ヘタクソな表現でも、じっと聞いてもらえる人だから。

その中で気が付いたことがありました。
「気付かないふりをして笑い飛ばす」のは素晴らしい優しさの表現なんだってこと。
もちろん、親身になって一緒に考えてくれるのもありがたいことですし、
ボクもそうしてしまうタイプなんですけどね。

悩み苦しんでいる時でも、その心を見せたくないことがあります。
そんな人に「腫れ物に触る」ような態度で接することは、
気遣いのつもりでも実はとても残酷で追い詰めることなんですよ。
もちろん、正論で諭すなんてもってのほか。

そんな時に一笑に付してくれたら、どれだけ救われることか。
もしかしてやってしまったことは許されることではないのかも知れません。
でも、もしそれが何かしら追い詰められたからこその行動だったなら、
まずはそのガチガチに閉じてしまった扉を開いてあげることが大事じゃないのかなと。
そうすれば、本当にこれからなんとか自分を変えたいなら、
自分から扉を開けて、本人から相談が来ると思います。
具体的な立ち直り方はそこからでいいのかなと。

ボクもそうですけど、
人間って複雑にできていて、誰もが器用にできる訳がないんです。
不器用だから何かやらかしてしまう。
もしその原因を本当に解決したいのならば、
一人でもいいから、「バカだなー」ってまずは笑ってやって欲しい。
それで初めて、隠そうと無理をするのを止めて、前を向けるんじゃないかと思うんです。

人との関わりを浅く済まそうとする人たちが多いです。
それはそれでいいんですけど、「無視」になっては意味がないんじゃないかと。
実は悩んでいて、自分で解決できない人も結構いると思いますし、
そういう人には何らかのアクションを起こして引き上げようとしてみるのも、
これからもっと大事になってくると思います。
当然それには、もの凄いエネルギーが要りますけどね。

ボクは今、入ったばかりの部下にそういうアクションを起こしています。
理想のレベルまで達する可能性は低いですけど、
ボクから関わっていくことで、本人が上を向く気になってくれるだけで、OKとしようと思います。

あ、もちろんボク自身が無理し過ぎないようにはしますよ。
そもそも自分の問題が多過ぎですからね。

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