ママンカフェ(東京都昭島市) [独身男のさすらい旅情]
この前の土曜日。
新宿から青梅特快に乗り、中央線経由で青梅線へ一駅。
西立川駅に降り立ちました。
駅からすぐにある、国営昭和記念公園へ
イチョウ並木を観に来たかったからです。
イチョウ並木は殆ど終わっちゃってましたが、
広い公園内、所々にまだイチョウは黄色く色づいていました。
お天気も小春日和でとっても気持ちよくて、いい時間を過ごせました。
しかし気が付けばもう13時を超えてます。
たくさん歩いたので、小腹をそろそろ満たさないと。
スマホで調べて、行ってみたのは駅を跨いで向こうの街にありました。
外壁工事中だったので、こんな外観でした。
もの凄く民家の中に紛れているのに、これはなかなか・・・。
iPhoneの地図機能のおかげで、なんとか辿り付きました。
辿り付くのが一苦労ですが、看板はお店の前にドカンとありますんで、
無事到着しても「本当にここ?」ってことはないです。
到着したのが14時だったので、
ランチは諦めてデザートくらいで我慢しようかなと思ってたんですけど、
16時までOKとあり、女性が好みそうな店内へと意を決して入りました。
すると、いい意味で不思議な雰囲気のオーナーさんから
「カレーしかもうないけど、いい?」とのこと。
もちろんです。いただければそれだけでありがたいことです。
外観の通り、店内はこじんまりとしていますけど、
それがむしろ家庭的で心地いいです。
嬉しいのは、ボクみたいな一人でも気軽に座れるカウンター席があったこと。
テーブルごとに生花が何気なく生けられているのも、なんだかホッとします。
来ました。ママンカレーセット。
ミンチカレータイプです。
スパイスが結構効いていて辛めなんですけど、その奥に野菜の甘みもしっかり感じられます。
しかも添えられている温泉たまごの配置がベストポジション。
ど真ん中に置かれると、混ぜざるを得なくなりますけど、
端っこにあるので、カレーだけでも楽しめますし、
時々たまごを混ぜてマイルドな味をいただくこともできるので、ちょっと嬉しいです。
それと珍しく赤だしのお味噌汁が出てきて、これも何気なく嬉しかったり。
ドリンクとプチデザートです。
紅茶を注文しましたら、上品な香りのダージリンが出てきましたよ。
素朴なカップで出していただくと、
「丁寧に扱わなきゃ」なんて気苦労もなくて、本当にリラックスできます。
そして手前の紫のプチデザート。
「できたてでまだ温かいんだけど」とオーナーさんに出していただいた、
紫芋の・・・なんていうお菓子なんでしょうか?
でも、これが絶品!!
プレーンなお芋の味の中に「?」な食感とほのかな甘みが混ざってます。
その正体は甘納豆だったんです。
これはなかなか凝った、ナイスアイデアですね。
わざわざ紫芋に甘みをつけなくても、甘納豆の甘みが少し感じられるくらいのほうが、
お芋の本来の味も楽しめますからね。
ボク、お菓子はそうそう作らないんですけど、これは真似してみたいなーと思いました。
お洒落なんですけど、緊張するようなタイプではないのは、住宅街ならではでしょうか。
ついつい長居したくなってしまう、穏やかな時間が流れるお店です。
そしてオーナーの女性がこれまたいい。
いい意味で欧米系のノリで、「お客様」的な接し方じゃなくてとてもフレンドリーなんです。
そうかと言って、よくあるぞんざいな態度でもなくて、これもまたホッとしちゃいました。
「ありがとうございました」ではなく、「また来てね」。
はい。公園に来たらまた来させていただきます。
今度は評判のアップルパイでもいただいてみたいな。
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