映画版「バクマン。」を観て 〜絞り込んだキャラクターが見事に立っています〜 [My Favorites]
昨日、松江東宝5のメンズデーを利用して、
観に行ってきました。
ボクはNHKのアニメから入ったクチなのですが、
半年×2クールの作品を、2時間にどうまとめるのか、
期待と不安が入り混じったまま、劇場に入りました。
若さのスピード感と瞬間の迫力が、
スクリーンいっぱいに弾けていました。
さすが「モテキ」の大根監督。
多分、マンガでもTVアニメでも出なかった、
スクリーンの魅力を存分に引き出した作りにしっかりとなっていました。
主演の2人が弾けていて、これまたいい。
20歳を遥かに超えているのに、高校生にしか見えません。
きっと彼らは、高校生時代にこんな経験ができなかったから、
やりたかった疑似体験を、カメラの向こうでしたんだろうなぁ。
それくらい、佐藤健さん、神木隆之介さんが純粋で一直線な主人公を演じ切ってくれました。
神木くんの演技力には、ある意味安心感を持ってこちらも臨めましたが、
佐藤くんの演技力には、想像以上で見事でした。
彼の「眼」の演技が、何より凄かった。
「るろうに剣心」「天皇の料理番」を経たからこその結果と容易に想像できます。
他の配役も、絵面的には違っていたけど、全くもってOK
(服部さんはあんなにスマートではないが)。
割と主要なキャラクターがバッサリ削られていたけれど、
主役のサイコー、シュージンの成長ストーリーにフォーカスするためには、これは必然の英断。
話もかなり映画向けにアレンジされていたけれど、
本筋の内容は崩れていなかったから、
よくある「ガッカリ」感はほぼなし。
少年少女向けだと選択肢から削るなかれ。
大人も思いっきり楽しめる
見事なエンターテインメント作品で、オススメですよ。
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