神魂(かもす)神社(島根県松江市大庭町) [俺の山陰]
「犬も歩けば神社に当たる」。
なんで島根には、こんなに神社が多いんでしょう。
それだけ地元民と神々とが近いということなんでしょうね。
今回は名前もかなりのインパクトがある、神魂神社。
伊弉冊大神(イザナミノミコト)と伊弉諾大神(イザナギノミコト)を祀っています。
二人揃って「創造の神」とされています。
主祭神はイザナミノミコトのようで、千木の先端は「女の神」を示す水平型です。
本殿は室町時代に造られた日本最古の「大社造」で、国宝となっています。
お参りするには、石段の「男坂」と、緩い斜面の「女坂」とがあります。
「男坂」からこの正面を撮ろうとした際、
見事に足が滑り腰と肘を強打するという悲劇に見舞われました。
みなさん、神社参拝の際、雨上がりは特に気を付けましょう・・・。
本殿の右側に3つのお社があり、その一番奥は釜社と呼ばれています。
これが「神釜」です。
この神社を造ったとされる天穂日命(アメノホヒノミコト)が、
この釜に乗ってこの地に来たとかいう神話があります。
今はこの釜で五穀豊穣をお祈りするようです。
左側にはお社がありませんが、こちらも信仰の対象となります。
「ひもろぎ」と呼ばれるもののようです。
目の前にして「これも?」と思いましたが、正解でした。
とにかく、静かです。
いくら知る人ぞ知る場所とは言えども、観光地の欠片もありません。
ただ、それがまた「何か」を感じさせる要因でもあるのです。
目の前は田園です。
早くも収穫が終わっていました。
すぐ隣には、高校サッカー等の体育会系で割と知られる
立正大学湘南高等学校(立正大湘南)があります。
観光地化されていないとはいえ、駐車場はちゃんとあります。
ただ「ご自由にどうぞ」過ぎて、白線さえないただのコンクリート広場です。
誰も停めていなくても、何気にどなたかが来られますので、
端のほうへお行儀よく車を停めてくださいね。
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