2015-08-06 今日の出雲・平田

おはようございます。
今朝も霞み空の出雲です。
連日暑いですが、出雲地方はこれでも猛暑日手前で止まるのです。
太平洋側で猛暑日を経験したボクにとっては、まだましだと納得せざるを得ない気温なのです。
ただ、ムシムシ湿気がもの凄いのだけは、勘弁です。

今日の1曲♪
「君にBUMP」　ケツメイシ

今朝何故か頭にパッと浮かんだのがこの曲。
夏の賑やかなパーティー気分の曲。
ボク自身は、こういったパーティーは苦手なんですけどね。
この曲が好きなのは、羨みもあるのだと思います。

さてと。今日の深夜1時半過ぎに、2つ目の小説を一旦完成させました。

応募条件の文字数ギリギリの、原稿用紙換算250枚分になんとか収まりました。
ただ、文字数に収めるだけでは、正式な完成とはなりません。

改めて見直してみると、文章の繋がりがあちこちでちぐはぐです。
今回は一人の主人公を通した、一章完結の短編の寄せ集めにしました。
一章完結とはいえ、前後のつじつまが合わなければ統一感が失われます。
また毎章完結させるということは、締め方もその数だけ考えなければいけません。

実は今回の作品、東日本大震災の当日に突然テーマと構成が頭に浮かんだものです。
ただ設定を難しくし過ぎたことで本編にどうしても取り掛かれず、
ほぼ3年間寝かせたままのものを、ようやく深掘りしたものです。
なんでもない普通の生活が、どれだけ幸せなのかを書いたものです。

そういえば、今日は広島の原爆投下日ですね。70年も経ちました。
広島に実際に住んだボクにとって、
広島の人々の日々祈り続ける平和への思いは、並大抵のものではないと思いました。
当然年々その記憶や語り継ぐ方々が失われているのは事実で、
広島でさえその危機感は増しています。
それでも他の地域に比べれば、その思いは格段に違います。

今ある平和は、今そこにある普通の生活は、簡単に手に入ったものではないのでしょう。
それを忘れて、まるで当然のようにボクたちは暮らしていないでしょうか。

戦争や被爆とは違いますが、
ボクは神戸で阪神淡路大震災を経験しました。
その際の神戸・阪神地域と大阪との間の温度差に、愕然としたのを今でも覚えています。
数日たっただけで、少し離れた被害のなかった場所の人たちは何事もなく生活するんですね。
多分、それぞれの生活があるから、そうせざるを得ないのでしょうが、
その現実に結構凹みました。

広島や阪神、長崎や東北や他の被災地、戦争を実際に経験した人たちと、
それ以外の人々との温度差は埋められないんでしょうかね。
過去の悲劇の風化は、もう止められないのでしょうか。

最近は安保法案反対だのどうだのというニュースが連日流れます。
なんだか急に慌てて反対反対と唱えているように見えてなりません。
常に叫んでいるのであれば、信憑性もあるんですけどね。
広島と神戸で悲しい思いを肌で感じたボクにとっては、
こういった一部の人が嘘くさく思えてなりません。

過去の謝罪だの事実と違うだの、どうでもいいんです。
戦争をしたこと自体が悪で、
その過去を認めた上でこれからどうすべきかを真剣に考えるだけ。
敗戦国の日本だからこそ、他の国ができないことができる気がするんです。

大層なことを皆がすべきだとは言いません。
いつか聞いた誰かの体験やニュースの一つだけでもいいんです。
誰もが少しでも、頭の片隅に置いているだけでもいいんじゃないでしょうか。
それだけで、過去の悲劇を食い止める力に、
今の平和な日々を守る力になるんじゃないのかなって、思っています。




自然の力は凄いです。
廃土にもいつかは新芽が出てくるのです。
今生かされていることを感謝する日として、この日を過ごすのもいいんじゃないでしょうか。
いつも以上にダラダラと長くなって、申し訳ありませんでした。

そうそう。
昨日は執筆の後に、Facebookでお知り合いになった方と初めて会うことができました。
ボウリングを3ゲームしましたが、とんでもなくひどいスコアになりました。
一人で完全集中しないと、勝負ができない人間なんでしょうね。困ったものです。
しかし、アクの強いこんなボクでも素直に受け入れてくれる心の広い方で、とても嬉しかったです。
こういう出会いができる世の中は、改めて本当に素晴らしいことだと思いました。

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