2015-06-26 今日の出雲・平田

おはようございます。
昨晩から出雲・平田は雨。
今朝も結構大粒の雨が、音を立てて降り続いている。


アクセラくんにも雨粒がコロコロ。
ようやく洗車するには絶好の日になりそうだな。
しかし、予報はいきなり大雨の予想。
どうしてこうも、ちょうどいい感じに、お空はなってくれないのかなぁ。

今日の1曲♪
「レイニー　ブルー」　徳永英明

優しいメロディに、デビューしたての彼の純粋で真摯な歌声が、
悲しい雨も透き通った綺麗なものに見せてくれるようだ。

さて昨日は、大往生のお婆さまの葬儀で、
久しぶりに帰省した友達を、石見までドライブして連れて行くことにした。
何年経ってもいつでもどこでも珍道中。
この日はどうなることやら・・・。

10時に迎えに行ったら、なんか動きがおかしいの。
持病の椎間板ヘルニアの調子が、どうもよくない。
「遠出はちょっと・・・」という彼に、
「まぁ、休み休みで行くから、安心して。」とボク。

この日は石見地方にちょっと遠出してみようと、計画した。
大学を出てからずっと県外に20年以上いるおかげで、
島根のことなんて全然知らない彼に、
地元をもっと知っておいて欲しいと思い、
体調を気遣いながら「ちょこちょこ休憩取るから」と彼を説得して、行ってみることにした。


「このキャップ、力要るからちょっと開けてもらえる?」
ペットボトルのお茶を開けてもらおうと、運転中のボクが彼に言う。
「・・・なんかすっごく気を遣ってない?」

・・・そうかなぁ。
確かに病気をして、そこから回復して、
就職活動をやり始めてから特に、
周りに行き届いた細かい気遣いが、できるようになっているのかも。

乗車してすぐのローソンでタバコ休憩しようとすると、
下車の体勢がそうとう奇妙な状態。
本当に、腰も脚もかなりきているんだろう。
背中を伸ばすストレッチをしてあげたけど、
「痛たたた・・・し、死ぬ・・・」。


当然前日の葬儀やその後のことなども聞いたけれど、
すぐにいつものどうでもいい話で盛り上がり始める。
でも、やっぱり身体の痛みでローテンション。

ところが、ネタで持ってきた、ボウリングのロボリストを見せたら、
一気にテンションアップ。
すぐに装着して、戦隊モノの決めゼリフを連発する（ちょっと古い）。
へへへ。彼のツボも、ボクはちゃんと心得てますもんね。


車内では、最近聴いている、割と最近の流行りの音楽をかけていた。
高校時代から、音楽の話題ではいつでも盛り上がる。
この曲っていったいどうなの? とか、お互い自作の詩を読みあってはけなし合ったり・・・。
お気に入りのback numberとofficial髭男dismがおすすめってことで、
どこがいいのかとかを力説しながら聴かせてみると・・・
「やっぱり恋愛は、3ヶ月以内が一番いいよね。」

???。なんだそれは!?!?!?
謎の名言をのたまう彼によれば、
出会いも別れも、新鮮な3ヶ月以内の恋愛だったら、歌にしても画になるって理論。
何年も付き合った男女の歌だと、歌詞が染みったれてきて新鮮味に欠けるとのこと。

そういえばそうなんかなぁ・・・納得半分、謎半分。
こういった、二人にしか伝わらない、へんてこりんな会話は、
高校での偶然な出会いから20年以上、全く変わっていない。


そういえば、腰が悪い彼にあんまり歩き回ってもらわないように、
事前にドリンクやお菓子を買っておいた。
どれでも好きなの、取っていいよって言ったら、

「これ以上太らせて、どうするつもりなの!?
　もしかして食べようとしてるの!?」

「そうそう。ちょうどいいフォアグラが食べられるなと思ってね。」

「ダメよダメダメ。僕のフォアグラ、脂肪肝だから美味しくないわよ。」

「だからいいんじゃない。脂がコッテリしてて、旨そうで・・・。」

って感じ。

そのくせ、最初の道の駅「キララ多伎」の「キララベーカリー」に寄ろうっていったら、
俄然やる気になって、惣菜パンを2つも買って、
車中ですぐに食ってやんの。なんじゃこりゃ。


たくさんある道の駅でちょこちょこ休憩を取ってたら、
江津の道の駅「サンピコごうつ」で、ちょうどランチにいい時間になった。

島根県西部、石見地方には美味しいものがいっぱいあって、
彼はボクおススメのまる姫ポークのステーキ定食を、
ボクはもうそれはこの前いただいたから、あじ丼を注文。
うん、美味しい。自然の恵みが身近にある島根は、やっぱり最高だな。

昔ながらの定食屋みたいに、おかずをちょこちょこ自由に選んで取れるから、
調子に乗って彼は2皿取ったけれど、
ポークステーキの思いの外のボリュームに「・・・。」
それでもビールっ腹の彼は、大好きな生中を2杯、気持ちよさそうに飲み干した。

しかし、定食のお盆を持ち上げる彼の立ち姿は、あまりにもひどすぎる。
これは歩き回るのは無理だな、と確信し、
当初予定していた、浜田の水族館「アクアス」は却下することにした。
それじゃ、温泉にでも行くかって、
江津の山奥にある、これまたおススメの有福温泉に連れて行った。


車中では、二人の音楽談義がまだまだ続く。
最近何がヒットしてるの? って彼から質問。
うーん・・・そういや、今年これって曲、ないな。

で、レコード大賞の話に（ファンの方、悪意は全然ないので、ご了承を）。
去年の大賞の三代目なんちゃらって、誰? って話に。

ああ、ああいう選び方、最近多いよねって答える。

去年はこれといったのがなくてだんご状態だったから、
無難に氷川きよしでも良かったんじゃないんかな、って答える。

過去の倖田來未の大賞も、売れる前の受賞だったから、
やっぱりレコード会社とか事務所の力とか強いんじゃない?　って答える。

「大体、おととしのEXILEも謎やん。
　おととしは絶対に、大衆性やら知名度やら小さな子供からお年寄りまで知れ渡った
　フォーチュンクッキーにあげるべきやろ。」

はい。これも完全にボクの勝手な見解ですから、どうぞお気になさらずに。

で、根本的な話を彼は知らなかった。
レコード大賞は曲に贈られるもので、
作詞・作曲共に、日本国籍の人の曲でないとダメってこと。
FNS歌謡祭とか日本歌謡大賞（懐かしいなぁ・・・）みたいに、歌手に贈られるんじゃないってこと。

「今年の本命は、セカオワじゃない?」

「でも、これってヒット曲、まだないよね。」

「そうねぇ・・・こうなったら思い切ってワンオクとかにやったら、絶対観るけどなぁ。
　で、紅白の目玉はバンプとか。絶対観るし。」

「バンプが出たら、多分メドレーなんだろうなぁ。」

もう、ホントに勝手な話ばっかり。

※「セカオワ」=「SEKAI NO OWARI（セカイノオワリ）」
　「ワンオク」=「ONE OK ROCK（ワン　オク　ロック）」
　「バンプ」=「BUMP OF CHICKEN（バンプ　オブ　チキン）」

無事到着。
温泉までの階段も、もう悲しくなるくらいに辛そう。
しっかし、40も過ぎると、お互い体型ひどいよな。
ボクはヤセの上っ腹デブの貧相な体型。彼はドラム缶状態・・・。

一番有名な「御前湯」で、ちょっと熱めのお湯だったけれど、
お互い大分リラックス。
彼より前から腰痛持ちのボクは、おススメのストレッチを教えてあげたけど、
それさえできないくらいの身体の状態。
もう、とにかく整体してみろって、何度も説得した。
でも、ボクより意固地で頑固で考えを曲げない彼のこと。
素直に行ってくれるんだろうかな・・・とこれまた心配に。

で、彼はリラックスし過ぎたのか、身体が温まったせいなのか、
身体の痛みが急激に悪化。
彼のテンション、ダダ下がり。
外のベンチで横になり、車の中では熟睡・・・
・・・ま、いいよ。想定済みだし、疲れているからしょうがない。
それにボク、最近は運転してても全然眠くならないし、大丈夫。

もう完全に、貸切観光タクシー状態だな・・・ま、いっか。


最後の目的地は、物部神社。
直前で目覚めた彼に
「お客様、もうすぐ到着いたしますよ。」

無事にお参りし、勝守や身体守を購入した彼。
車に乗り込んだ直後に・・・

「あ!! 喪中って、お参りしちゃいけないんじゃなかったっけ!?」と、彼動揺。

で、絶妙の間でボク。

「大丈夫よ。かわいい孫のことだったら、おばあちゃん、許してくれるでしょ。」


さて16時半を回りました。
あとは帰るだけ。
ボクは遅くなっても夕飯を食べても全然大丈夫だけど、
この日の彼は、17時台には帰らないといけない。
ちょっとギリになるけど大丈夫? と聞き、これくらいなら大丈夫、と彼。


1車線がひたすら続く国道9号線には珍しく、
大田市辺りには、2車線の追い越し車線が幾つかある。
そこでボクのパワフルなアクセラくんで、追い越しをかけたら、

「きゃあぁぁ!! 怖い怖いぃ～!!　やめてやめて、もうぅ!!」

都会でずっと過ごした彼は、ゴールドカードの完璧なペーパードライバー。
車に乗ると、車に慣れていないのか、
運転する人間には当然の、安全と思っている運転方法でも、
恐怖を感じるみたいだ。

で、ある程度の車間を保ちつつ運転していたら・・・

「怖い怖い! ブレーキランプが怖い!!」

!?!?
出たよ名言。
ボク腹を抱えて、運転が危なくなるくらいに大爆笑。

車間が近すぎるって、彼は言う。
実際に運転したことが少なすぎるから、
教習所で教わった通りの車間がないと、怖いらしい。

そして今度は

「大体さぁ、なんでブレーキランプって赤いのよ!?　青でいいじゃない!!」

おいおい。
ブレーキランプは、止まるよって後続車に知らせるために、
敢えて赤いに決まってるやんけ。

「・・・じゃあ、俺の言ってることって、あながち間違いじゃないってことね。」

・・・あ、そういうことね。
ブレーキランプが怖い・・・怖いことするぞって知らせるから、赤いってことね。
こういう想像力をフル回転させて、いつもボクらは飛躍した会話をいつも繰り広げる。
いちいち丁寧に説明しなくてもいいから、この点は気が合っていていいとこなんだけど。


そうそう。
もう20年以上前。
大学時代に、彼のお母さまから軽自動車を借りて、
お家の近くを、練習がてら彼に運転してもらったら、
踏切の前で

「いやいや! 坂道発進わたしできないの!!」

!?!?
初の名言、ここに登場。
やっぱり、運転に慣れないと、ちょっとのことで気が動転するんだな。
これ以来、彼に運転させるのは、やめた。


17時50分。
予定より結構遅れたけれど「これくらいなら全然いいよ」って彼。

日曜日までいるつもりだったけど、
リーダーとしての仕事もあって、土日出勤もあるからって、金曜日の昼には旅立つとのことで、
今回はこれでおしまい。

四十九日あたりでまた帰ってくるからとのことで、
またその時まで、整体必ず行って、無理すんなよって笑顔で言って、彼と別れた。

帰って夕飯を食べたら、ボクもさすがに急激にだるさと眠気に襲われた。
気付けば1時間半くらい、爆睡。
母親に起こされて、お風呂に入って、
PCを立ち上げて、しばらくはボーっとネットサーフィンしていたけれど、
頭が全然起きなくて、それなりのところで本格的にお休みなさい。


フウセンカズラも久しぶりの雨を浴びて、緑がより一層鮮やかに見える気がする。

さて、今日は忙しいぞ。
ボウリングに初体験のヨガ、
それに夕方からは、おしゃべりエンターティナーゆーきくんの初ライブに参戦。
就職活動も、今日はとりあえず端っこに置いといて、
しっかり身体も頭も表情筋も動かして、明るく楽しくやっていこう。

タグ：島根 出雲 雲州平田 江津 道の駅　キララ多伎 道の駅　サンピコごうつ 有福温泉 物部神社 アクセラ フウセンカズラ

コメント 4

気の置けない友人は宝です。いいですね。最近こういうシチュエーションはなくなりました。
by takenoko (2015-06-26 08:21) 

「takenoko」さん、おはようございます。
本当に貴重な友達です。

確かに年齢を経ると、どうしても距離感が広がってしまうものですが、
これからも、お互い歳を取っても、大事にしていきたい人です。
by はらぼー (2015-06-26 08:54) 

おはようございます、コメント有難うございました。

出雲はドライブしたことが有ります・・・・
山も海も綺麗だったことを記憶しています。

腰痛お大事に！
by tarou (2015-06-27 05:54) 

「tarou」さん、おはようございます。
出雲だけでなく、島根・鳥取は
車やバイクでのドライブには最適なスポットが満載です。

ボクの腰痛は、高校での陸上部でやられた、
脊椎分離症というやつで、
当時は石膏を使ってのマイ・コルセットをつけるわ、
体育を1年見学せざるを得ないほどの重症だったんですが、
今は腰骨を支えるための筋力や柔軟性を維持させるように
入念なストレッチなどに努めているおかげで、
コルセットもつけておらず、ちょっとした痛みだけで、
普通にスポーツもできるくらいに、
いい状態を維持しています。

友達のほうが、自分の意志が強固過ぎて素直じゃないので、
なかなか人の意見を受け入れられず、
そっちのほうが、今はとにかく心配なんですよね・・・。
by はらぼー (2015-06-27 06:44)