2015-06-05 今日の出雲・平田

おはようございます。
今朝の出雲はちょっと肌寒い曇り空。
今日はこれから雨になるらしい。

今日の1曲♪
「SISTER」　back number

♪目指した雲はずっと遠くて
　夢見た島は遥か遠い場所だと知ってて
　分かってて踏み出してきたんだから
　負けないで
　君が瞬きで隠した痛みをその想いを
　ああ　僕は知っているから

強気な自分で、と言い聞かせていても、
どうしても弱気な自分がここにはいて。
どうやっても変わらない、いつもの自分を、きっとみんなは知っているから、
だからエールを送ってくれているんだろうな。

昨日、午前中にTSUTAYAに出かけて、
最近のアーティストのCDを片っ端から借りて、iTunesに落としてきた。

高橋優、家入レオ、ONE OK ROCK、三浦大知、そしてback number。
ヒットチャートにはもう興味はないけれど、
共感できる歌なら、実はいっぱいあるから。

back number、参ったな。
切ないメロディに歌詞と歌声。
どうしようもない今の気持ちを暖かく包み込んでくれる。

午後のお葬式は、淡々と進んで、終わった。
友達はお仕事で帰郷できなかったとのこと。
もう41歳。高専卒業後ずっと同じところで勤めているから、
今は重要なポストにきっと就かれていて、簡単には帰れなかったんだろうな。
ただ、喪主のお兄さまに一言だけお伝えしたので、
もしかしたらそのうち連絡を・・・というわずかな希望だけ胸にしまって、帰った。

実は、ずっと一番会いたい人。
ボクの昔からの憧れで、
ずっと優等生でスポーツ万能で真面目で純粋でキラキラしてて、
だけど誰に対しても、
ただ声がでかくて一方的に喋ってばっかりのバカなボクなんかにも、とっても優しくて。
きっと、複雑な家庭環境の中で、幼いながらに悩み苦しんでいたから、
とっても頑張って、偉くなって、心も優しい素敵な人なんだ。
勝手に、彼をボクの目標にして、今まで生きてきたんだ。

小学校時代、彼のおウチに行って、よく遊んでいた。
彼と遊ぶ日は、なんかすごくワクワクして、自転車のペダルを踏んでいた。

彼は大好きな野球の分析を、
ボクは大好きなヒットチャート分析や歌手の話を、
お互いに認め合いながら、お部屋でたくさん話して笑っていたな。

お庭に穴を掘って、野球バットをクラブにして、
なんちゃってゴルフでワイワイよく遊んだな。
そういえば、斐伊川に虫取り網を持っていって、
川エビを採りにもいったっけ。
なんか、幼い妹さんとも、何気なしに遊んでたかな。

空も暗くなって、帰る時にも、
門の前でいつまでも立ち話してて、帰りがよく遅くなっちゃって、母親に怒られてたな。

あ、そういえば彼の前では、短気なボクも一度も怒ったこと、なかった。

彼は性格がとても良かったから、
ボク以外にも友達がとても多かった。
だけど、ボクと遊ぶときは、なぜか二人きりのことばっかりだった。
ボクが人見知りだったこと、みんなと遊ぶと置いてけぼりになってしまうこと、
知らないうちに理解してくれていたのかな。

もしかしたら、彼にとっての本当の友達は、そんなに多くなかったのかも知れない。

中学時代、クラスも部活も違ったけれど、
帰り道に偶然会って、自転車だった彼も徒歩通学のボクに合わせて歩いてくれて、
帰り道をゆっくりと話しながら帰ったことがあった。

「大人になったら、髭を生やしたいんだ。」
真面目な彼が、そんな不思議なことを言ったから、
ついボクは笑ってしまったけど、
彼なりに、今の自分に満足できなくて、背伸びしたかったんだろうなって、今は思う。

大学時代に、どうやって連絡がついたかは忘れたんだけど、
神戸の下宿先に訪れてくれたことがあった。
彼がそこまでしてくれて、わざわざ訪ねてくれたことが、
実は人間関係の悩みでいっぱいいっぱいだったボクは、涙が出るほど嬉しかった。
不自然なくらいに丁寧な言葉で話しかけてくれる彼に、
いまでも誠実に生きているんだな、と思った。

その頃は、携帯電話なんてなくて、
連絡先の交換もしてなかった。
それに、連絡先を教え合っても、彼は転勤で転々とするだろうということを、知っていたから、
ボクは、敢えてしなかったのかも知れない。

今は、髭を蓄えて、見た目にも立派な人になってるかな。
いや、多分仕事上、髭は結局生やしてないだろうな。
今回、20年振りに会って、
もしかして、すっかり変わってしまったかも知れない彼を見るのが、怖かった。
でも、会うことはできなかった。遠くから見ることさえできなかった・・・
・・・かえって良かったかも知れない。
あとは、彼からもしかしたら連絡してくれるかも、
という淡い期待だけ胸にしまっておくことにする。

もう二度と会えなくても、せめて彼が今、これからも幸せであって欲しい。
だって、彼が幸せになれていなかったら、神様仏様、それはちょっとおかしいよ。


ウチの田んぼの苗が元気だ。

ボクは今日、サポートステーションに出かけて、
結果と現状の報告と、今後のことについて相談してくる。

苗のように、晴れる日も雨の日もぐんぐんと伸びていって、
青く薫る季節の頃には、ボクもそんな風に、成長できているといいな。

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