ひとりカープ観戦ツアーのおさらい～4月28日カープ・DeNA戦～

ただいま。

本日深夜0時58分、無事ウチに到着いたしました。
帰り道は、楽しみ過ぎたことと、暑くて汗をかき過ぎたことからくる
熱中症らしき口の渇きの不快感や全身の倦怠感と闘いながら、
休憩をこまめに取りつつのドライブでした。

さて昨日のカープ戦観戦。
ビジターチーム応援用のエリアを除けば、最終的にほぼ満員になりました。
黒田・新井の復帰効果、また今年こそ・・・との期待感からでしょう。

ボクはといえば、1Fライト（ホームチーム寄り）外野指定席での初めての観戦。
選手から遠い遠い自由席でしか観戦したことのなかったボクにとっては、
生での観戦でしか味わえない臨場感を、これまで以上に体験できた場所でした。

なにしろ、自由席よりちょっと値段の高い、
座席がいっぱいあるエリアの席ですから、
カープを愛してやまない地元の方々が、たくさん観戦されているわけです。

ということで、応援もヤジも、
個々の選手の特徴やら実力やら年俸やらの情報が満腹満載なわけで、
にわかファンではないものの野球の知識はほぼ素人のボクにとっては、
中継解説以上にとても参考になりました・・・

・・・と、冷静を装う書き込みはここまでにして。


いやぁ、おもろかった! 最高におもろかった!! 外野指定席。
隣は地元広島のおっちゃんグループで、背後も地元民らしき若者二人組。
それぞれに思い入れの出し様は様々なわけで、
あっちこっちで好き勝手な解説・会話が飛び交うのだ。

特に、隣のおっちゃんがおもろ過ぎた。
アルコールの回りと杯数が増えるにしたがって、
広島弁も発言も、なにがなんだか訳分からん感じにヒートアップ。

「新井ぃ～!!　期待はしとらんけど頑張れぇ～!!」

「シアーホルツ!! おまえ億もらっといて、全然役にたたんのう!!」

（打席に立つシアーホルツに対して）
「もうおまえは振らんでええ。球にぶつかっとけばええんじゃ!!」

（3ボールとなるも打ってしまいアウトになるシアーホルツに対して）
「あぁ～、もう～!! だからおまえは振らんでええって言うたじゃろうがぁ～!!
ほんまに役にたたんヤツじゃのぅ!!」

「金かけて訳わからん外国人ばっか取りやがって、ほんまに訳わからん!!」

「他のヤツはあてにならんから、自分（大瀬良）で点稼いじゃれぇ!!」

（三振やボテボテゴロばかりのシアーホルツに対し、
アウトにはなれどいい打球をする大瀬良に対して）
「大瀬良! おまえのほうが訳わからんヤツより全然役に立っとるでぇ!!」

「大瀬良は悪ろうない。緒方監督があかんのんじゃ!!」

・・・もうぅ、試合展開以上に笑けて仕方なかった(^^;;

ボクの知る限り、カープファンのみなさんは、
広島弁みたいに、少々荒っぽいが、
愛情あふれる、温かい人達なのだ。
ファンだから贔屓目に見るきらいがあるのは事実だけど、ボクは素直にそう思う。

そして、敵球団・選手を意味なく猛烈にけなすことはしない
（ボクが知る限り、ではあるが）。
せいぜい、昨日の隣のおっちゃんみたいな
「○○は今日は大丈夫じゃあ。打てとらんからのぅ。」
程度なのだ。
そこがまた、ホントに好きなんだなぁ、って思えるんだな。
例えば甲子園でのタイガースファンみたいに
（これもまた、ボクが昔観戦した、阪神‐巨人戦で見た限り、ではあるが）、
聞いているこちらが恐怖感さえ覚えるような、敵チーム・個人への激烈なヤジ
などは、聞いたことがない。

「打順を替えても、もうどうしようもないんかのう・・・」
負けに慣れてしまった、それでも応援し続けてきた、切ないカープファンの心情だ。

「だいたいカープはええヤツばっかりじゃからいかんのじゃ・・・」
勝負に勝つには、敵意むき出しの戦闘態勢万全の人がいなければ、ということだろう。
確かにカープはそうかも知れない。
でも、そんなカープが、みんな好きなんだよな。

広島に近い島根に住んでるから、カープが好きです。
島根（山陰）ゆかりの選手がこれまでいっぱい入ったから、カープが好きです。
赤が好きだから、カープが好きです。
いい選手を育てたり、無名のいい外国人選手をスカウトするも、
貧乏球団だからこそ、年俸が上がったら放出せざる得ない、
そんなカープが、あまりにも情けなくて、ボクは好きです。
大リーガーに男気を出させた、一度FAで放出した選手をもう一度温かく迎え入れる、
そんなカープが、大好きなんです。


今日のWebニュース。
デイリースポーツ 4月29日(水)9時0分配信より引用。

タイトル『大瀬良「あの１球…」無援の完投負け　鯉打線２試合連続で無得点』

悔しさを押し殺すように、必死に前を向いた。一塁ベンチ裏から階段を駆け上がってきた大瀬良は、開口一番に唯一の失投を悔やんだ。「あの１球だけでしたね…」。９回４安打１失点。魂を込めた１００球の熱投も、たった１球に泣いた。

ただ７日の巨人戦（マツダ）と同様、勝負どころの九回に失点してしまった。「こういう時に抑えられる投手じゃないと勝っていけない。これで２回目。詰めの甘さ。何かが足りないと、野球の神様に言われている」。言い訳せず、自らを責めた。

緒方監督は「大地は責められない。今季一番に近い投球だった」とかばった。「また次、頑張ります」と前を向いた大瀬良。１勝が遠い。だが次戦へ確かな軌跡は残した。


そうだぞ大瀬良くん。
君は完投勝利寸前の好投を見せたんだ。
野手だってこのまま君を見殺しにし続けはしないはずだ。
自信を持って、次こそ勝利をもぎ取れ!!

「今年はセリーグ、どっこも弱いけぇ、まだいけるでぇ。」
そうですそうです。まだシーズンは始まったばかり。ゲーム差もまだ大したもんじゃない。
打線も今が底。あとは這い上がるだけだ!!

しかし、島根県益田市出身のDeNA梶谷くんの一発で負けるとは・・・なんとも複雑。

ちなみに。

ちっちゃいマエケンくん。
試合にすぐに飽きちゃって、お父さんの膝の上でダレてました(^^;
他にもちっちゃい大瀬良くん、ちっちゃい堂林くんもいました。

で、球場内のカープショップにてご購入。

本革ストラップ。830円なり。
これでアクセラのキーも、サンフレッチェ・カープの広島勢揃いだ。


ホームゲーム7回裏の時に飛ばす、スカイジェットバルーン。300円。
4個入ってるが、当然ボクは一つしか使わず、3個余った。
これは「また来い」ということに違いない。
「今度は誰かいい人と一緒に二人で来い」と言われているに違いない。うん。


負けた腹いせに勢いで購入した、タオルマフラー。1,500円でした。

想定以上に派手で・・・(^^;;
・・・えっ? 統一感がないって?
ユニは堂林でタオルは大瀬良だからってか?
いえいえ。どちらも若鯉ですから。
カープの未来がかかってる選手ってところが同じですから。はい。

なお、観戦後はいつもの広島駅ビルASSE内の「麗ちゃん」で夕食を。

・・・並んでるよ。
うーん・・・でもそうそう来れないし、仕事もしてないから明日のこと心配しなくていいし。

ということで、行列に並んでいつもの豚玉そば入り。
試合当日のカープチケットを出して50円引きの嬉しいサービスで720円なり。
ボクのすぐ後ろに並んでいたサラリーマンさん二人組のうちのおひとりは
「麗ちゃんは観光客には人気があるけど、地元民からしたら、ちょっと違うかなーって・・・」
とおっしゃっておりましたが・・・
・・・んなこたぁいいんですよ。ボクの好みには合ってるんで、それで十分っす。
ごちそうさまでした。


そして22時過ぎの山陽道沼田PA。
大型トラックだらけの異様な光景に、ボクは身の危険を感じた（全然大丈夫だったけど）。

そして疲れと相談しながらPA、道の駅で休憩しながら、
こうして無事、帰宅できたのでした。
しかし、出雲から広島市内まで片道4時間以上平気でかかっていたのが、
尾道松江線開通で、3時間ちょいとで着くようになったから、
まぁなんと一気に広島が近くなったもんだ・・・としみじみ思った一日でした。

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