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フィギュアスケートソチ五輪代表選考 [おもいの輪郭]

遂に決まった。
しかし、こういう、一発勝負でない選考というのは、
夏季五輪のマラソンと同じく、難しいところだ。

女子は、実績や前日の出来から考えても、順当な結果になったと思う。

真央ちゃんも、バンクーバーのリベンジだけでなく、
最後の五輪、しっかりと楽しんで納得のいく演技をしていって欲しいと思う。
ここ数年苦労してようやく実を結んだ、今シーズンのスケーティング。
バンクーバーの頃から、確実に進化している。
彼女なら、きっとできる。

佳菜子ちゃんも、不調な中でここぞの演技。
いつの間にやら、こんなに大人の女性としての、
しっとりとした演技ができるようになるなんて。
あの笑顔がソチでもできるよう、頑張って欲しい。

そして、現在の女子スケート界でボクの一番好きな、あっこさん。
苦労を経験したからこそできる、あの情熱的な演技が、
もう一度五輪で観れるなんて、本当に嬉しい。
真央ちゃん同様、自分の心に正直に、後悔のない演技をしてきてもらいたい。

男子の選考は、本当に難しかったはずだ。
出場枠が5~6人くらいあれば、どの選手も素晴らしい演技、結果を残せるはずなのに。

羽生くんの結果は納得。
まるで、現代の天草四郎のような、凛として透明で美しく、情熱的な演技。
長身を生かし、またあの鬼気迫る表現力で、
若さならではの向こう見ずなフレッシュな勢いをそのままに、全身全霊を尽くして欲しい。
課題の体力をもっとつけて、平常心で、
パトリック・チャンと張り合ってきてもらいたい。

町田くんの急成長は、驚きだ。
これほど全身で燃えるような演技ができる選手になるなんて。
普段のあのほんわかとした風貌からは、あの演技は想像もつかない。
今回の選考を難しくしたのも、彼の今シーズンでの素晴らしい実績が買われてのことだ。
広島県出身というのもあり、しっかり応援したいと思う。

そして、ボクが一番好きな、髙橋大輔選手。
あの繊細で情感溢れる、躍動感あるスケーティングとステップ。
弱さと強さのどちらも持ち合わせているところも、大好き。
よりによってこんな時期にケガをするなんて・・・辛かっただろうに。
だから、決まった際には、ちょっと潤んでしまった。
ボクは、バンクーバーでのフリーのチャップリンの演技を忘れられない。
ソチでも、できる限りの力を、燃やし尽くして欲しい。

ただ、小塚崇彦選手には、残酷な結果になってしまった。
過去にも、こんな形で五輪を逃した選手がたくさんいた。
ただ、小塚くんの演技は、もちろん五輪級だ。
不調が続いていたところで、
今回ようやく、本来の彼らしく丁寧で綺麗なスケーティングが戻ってきたというのに・・・。

「引き際」という本人の言葉。
でも、ボクは、4年後のより成熟した、彼の演技が、観たい。
現在の高橋選手のような、何もかも受け入れつつ自分と対峙する、
人間というものの美しさが溢れるような、28歳の演技を、観たい。
全くもって、自分勝手な感情なのだけれど。

そして、安藤美姫選手、織田信成選手。
お二人とも、過去は「ヒール」扱いされて、精神的にも辛かったはずだ。
それを乗り切って、二人はあの場に立った。

織田くんは会心の演技。
彼ならではの、柔らかく美しいジャンプの着地も、健在だった。
うん。織田くんは、くしゃくしゃの笑顔が、一番似合う。

美姫さんも今できる限りの精一杯の演技。
ソチを目指して、敢えて難しいプログラムに変更したのも、彼女らしい。
ボクは、音楽の主人公が乗り移ったようなかのような、情熱的なステップが大好きだ。

出場を逃したのは残念だが、経験を生かして、
ソチには解説者として行ってきて、
同じ時代に戦った選手ならではの、コメントを期待したい(これも勝手な妄想)。
お二人とも、現役生活、本当にお疲れ様でした。

さて、あと2ヶ月。
とにかくケガにはくれぐれも気を付けて、
ペア、アイスダンスの選手も含め、会心の演技ができるようにして欲しい。
しかし、大ちゃんは、どうしていつも、重いものを背負いながら、戦う運命にあるんだろう・・・。
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