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曹洞宗 萬祥山 大岳院(鳥取県倉吉市) [俺の山陰]

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倉吉打吹玉川伝統的建造物群保存地区の東端にある寺院、大岳院。

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この寺院には、房州舘山十代城主、後に同地へ転封され、若くして病死した、
里見安房守忠義公をお祀りしている。

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そして、忠義公の後を追い殉死した8名の近臣も、忠義公と共に祀られている。
8名の近臣は、後に「八賢士」と呼ばれ、
忠義公と八賢士の伝説として、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」が執筆された、とも言われている。

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忠義公の墓は、中心の一番大きなもの、ではなく、その左隣の小さなものと言われているそうだ。
大きな二つの墓は、忠義公の伯父と、里見家家老のものだそうだ。
忠義公の遺言に従ってこのように祀られているということで、
伯父および家老に最後まで気を遣ったとの話である。

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小説の題名が「犬」となっているのは、
「賢」と呼んで上げ奉り過ぎるのもどうかということで、という話もある。
歴史の見えない部分は、過度に真実を探るよりも、想像で楽しむのが、一番いい。

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ちなみに、一般の墓所もある寺院なので、
静かに見学するのが一番かと。

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ここから西へ、保存地区を迷ってみるのも、一興。

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個人的には、妙にこの墓石のお言葉が気になった。

本来の仏の言葉としての意味は、
よい行いをすれば極楽浄土の(仏様と?)同じ蓮の上に生まれ変わる、という意味。
一般的には、運命を共にする、ということ。
どちらの思いで彫られたのだろう。
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