宝来屋(ほうらいや)(広島県三次市) [独身男のさすらい旅情]
雨のそぼ降る先週の水曜日。
この前ゆっくりと周ることができなかった、三次町歴史的街並み景観形成地区を訪れた後、
いわゆるB級グルメとして、三次のお好み焼き店、飲食店で頑張っている、
「三次唐麺焼」を食べたくなって、
三次唐麺焼プロジェクトを検索し、
店舗紹介のページの中から、オーソドックスな広島風お好み焼きの形のものが食べられそうな、
「宝来屋(ほうらいや)」というお店を訪れることにした。
街並み景観形成地区からすぐの巴橋を渡って少しだけまっすぐ進み、
三次市役所入口という交差点を左に曲がってまっすぐ行くと、T字路に突き当たる。
そのT字路の左角に、宝来屋があった。
この建物の左側、T字路の手前に5~6台分の駐車場がある。
店構えが、地元で長くから愛されている雰囲気を感じる。
おっ、これこれ。ボクの期待感は高まる。
12時台にもかかわらず、入った際はお客さんはボク一人だけだった。
メニューはこれ。
いわゆる広島風お好み焼き「肉玉そば」に、100円追加すると、
普通の中華そばが、唐麺に変更できる。
ちなみに、唐麺とは、三次市の江草商店というお店が作る、唐辛子を練り込んだ中華麺。
そして、この三次唐麺焼に使用するお好みソースも、
これまた三次市の毛利醸造が製造する「カープソース」を使っている。
広島県内で広島風お好み焼きに使われるのが、
全国各地で手に入る、最も有名な広島市の「オタフクソース」と、
同じく広島市のサンフーズという会社が製造する、ほぼ県内でしか出回らない「ミツワソース」、
そしてこの「カープソース」の3つだ。
広島に住んでいた時にボクの好みに一番合ったのは、この「カープソース」。
友達の家に旅行で訪れる際にお土産として、
普通のスーパーに行ってよく購入し、喜ばれたものだ。
三次産の唐麺に三次のカープソース。
まさに三次の誇るべき鉄板焼だ。
宝来屋では、業務用としてしか出回っていない、
特製辛口ソースも置いてある(画像の黄色いふたの瓶)。
画像のソースが垂れてしまっているのは、
ボクが使った後そのままで撮ってしまっただけなので、悪しからず。
さて、ご主人の御好意で、焼いているところを撮らせていただいた。
薄い生地の上に千切りキャベツ、もやし、豚バラスライス。
この後、ひっくり返して豚バラ、野菜に火をしっかり通す。
うむ、ここまではオーソドックスな広島風。
ちなみに、広島風お好み焼きは、お店によって様々なこだわり、流儀があり、
野菜にしっかり火を通すために上から押さえるお店もあれば、
押さえずじっくりと焼き上げるお店もある。
宝来屋は押さえるお店。
ちなみに、3枚あるのは、ボクの後に入店された御夫婦の2枚があるから。
ヤセの大食いとかつて言われたボクでも、さすがに3枚は食べられない。
出た! 唐麺。
御夫婦注文の普通の広島風のほうは、茹でずにそのまま焼き始められたのだが、
唐麺は一度茹でてから焼かれるようだ
(ここのお店だけかも知れないが。
ちなみに普通の広島風でも、茹でるお店とそのままのお店、いろいろとある。)。
御主人の手慣れた手さばきで焼かれる唐麺から、ほんのりと刺激臭が薫ってくる。
ここから先は、広島風お好み焼き、そば肉玉のオーソドックスな焼き方に戻る。
卵を割り入れて黄身を軽く崩し広げて焼き、
その上に上述の豚バラ、野菜と生地の塊、そして唐麺を載せて、
ソースを塗り、青のりを振りかけて、完成。
そう、見た目もまさに典型的な広島風。
しかし、そこからは唐辛子の鼻にツーンとくる感じが。
広島風お好み焼きを食べる際の、これもご流儀の、コテを使って、さていただこう
(ちなみに、どのお店でも、取り皿とかお箸とかが食べやすいと言えば、
多分必ず準備はしていただけるので、食べにくいとか、猫舌の方もご心配なく)。
コテで切ったら、顔を出しました、唐麺さん。
んっ、これ、想像していたよりもかなり美味しい。
唐辛子の刺激はピリリとはせず思いのほかマイルド、
でも麺を噛むとあの刺激がちゃんとツーンと。
そして、唐辛子の刺激が、麺自体の小麦の風味、
そして火を通した野菜の甘さ、お好み焼き自体の美味しさを一層引き立てている。
ご主人に仕上げていただいたものそのもので、このお店の唐麺焼をまずは美味しくいただいて、
次にお好みで、上述の黄色い蓋の辛口カープソースをかけていただくと、二度楽しめる。
うー。辛口カープソースをかけると、ソースの辛さも相まって、
なかなかガツンとくる味。これもまた美味しい。
ご主人は無口ながらも気さくで穏やかな感じ、何気に気遣いをしていただける、
年齢はボクと同じくらいの男前さん。
代替わりでやっていらっしゃるのかな。
入りづらそう店構えは地元に根差した雰囲気だが、
ふらっと立ち寄るくらいの気軽な感じで入れて、
お好み焼きができるまでの時間も、周りを気にせずのんびりと時間を過ごせる。
ただし、三次市役所近く、という立地の特性か、日曜が定休日のよう。
平日に行けない方は、土曜日にどうぞ。
好きだぞ、三次唐麺焼。ボクとしては、このお店、大当たり。
すっごく美味しくいだだきました。ごちそうさまでした。
【情報】
宝来屋(ほうらいや)
広島県三次市十日市中3-14-30
TEL 0824-63-7355
定休日:日曜日
営業時間:11:30~14:00/18:00~24:00
この前ゆっくりと周ることができなかった、三次町歴史的街並み景観形成地区を訪れた後、
いわゆるB級グルメとして、三次のお好み焼き店、飲食店で頑張っている、
「三次唐麺焼」を食べたくなって、
三次唐麺焼プロジェクトを検索し、
店舗紹介のページの中から、オーソドックスな広島風お好み焼きの形のものが食べられそうな、
「宝来屋(ほうらいや)」というお店を訪れることにした。
街並み景観形成地区からすぐの巴橋を渡って少しだけまっすぐ進み、
三次市役所入口という交差点を左に曲がってまっすぐ行くと、T字路に突き当たる。
そのT字路の左角に、宝来屋があった。
この建物の左側、T字路の手前に5~6台分の駐車場がある。
店構えが、地元で長くから愛されている雰囲気を感じる。
おっ、これこれ。ボクの期待感は高まる。
12時台にもかかわらず、入った際はお客さんはボク一人だけだった。
メニューはこれ。
いわゆる広島風お好み焼き「肉玉そば」に、100円追加すると、
普通の中華そばが、唐麺に変更できる。
ちなみに、唐麺とは、三次市の江草商店というお店が作る、唐辛子を練り込んだ中華麺。
そして、この三次唐麺焼に使用するお好みソースも、
これまた三次市の毛利醸造が製造する「カープソース」を使っている。
広島県内で広島風お好み焼きに使われるのが、
全国各地で手に入る、最も有名な広島市の「オタフクソース」と、
同じく広島市のサンフーズという会社が製造する、ほぼ県内でしか出回らない「ミツワソース」、
そしてこの「カープソース」の3つだ。
広島に住んでいた時にボクの好みに一番合ったのは、この「カープソース」。
友達の家に旅行で訪れる際にお土産として、
普通のスーパーに行ってよく購入し、喜ばれたものだ。
三次産の唐麺に三次のカープソース。
まさに三次の誇るべき鉄板焼だ。
宝来屋では、業務用としてしか出回っていない、
特製辛口ソースも置いてある(画像の黄色いふたの瓶)。
画像のソースが垂れてしまっているのは、
ボクが使った後そのままで撮ってしまっただけなので、悪しからず。
さて、ご主人の御好意で、焼いているところを撮らせていただいた。
薄い生地の上に千切りキャベツ、もやし、豚バラスライス。
この後、ひっくり返して豚バラ、野菜に火をしっかり通す。
うむ、ここまではオーソドックスな広島風。
ちなみに、広島風お好み焼きは、お店によって様々なこだわり、流儀があり、
野菜にしっかり火を通すために上から押さえるお店もあれば、
押さえずじっくりと焼き上げるお店もある。
宝来屋は押さえるお店。
ちなみに、3枚あるのは、ボクの後に入店された御夫婦の2枚があるから。
ヤセの大食いとかつて言われたボクでも、さすがに3枚は食べられない。
出た! 唐麺。
御夫婦注文の普通の広島風のほうは、茹でずにそのまま焼き始められたのだが、
唐麺は一度茹でてから焼かれるようだ
(ここのお店だけかも知れないが。
ちなみに普通の広島風でも、茹でるお店とそのままのお店、いろいろとある。)。
御主人の手慣れた手さばきで焼かれる唐麺から、ほんのりと刺激臭が薫ってくる。
ここから先は、広島風お好み焼き、そば肉玉のオーソドックスな焼き方に戻る。
卵を割り入れて黄身を軽く崩し広げて焼き、
その上に上述の豚バラ、野菜と生地の塊、そして唐麺を載せて、
ソースを塗り、青のりを振りかけて、完成。
そう、見た目もまさに典型的な広島風。
しかし、そこからは唐辛子の鼻にツーンとくる感じが。
広島風お好み焼きを食べる際の、これもご流儀の、コテを使って、さていただこう
(ちなみに、どのお店でも、取り皿とかお箸とかが食べやすいと言えば、
多分必ず準備はしていただけるので、食べにくいとか、猫舌の方もご心配なく)。
コテで切ったら、顔を出しました、唐麺さん。
んっ、これ、想像していたよりもかなり美味しい。
唐辛子の刺激はピリリとはせず思いのほかマイルド、
でも麺を噛むとあの刺激がちゃんとツーンと。
そして、唐辛子の刺激が、麺自体の小麦の風味、
そして火を通した野菜の甘さ、お好み焼き自体の美味しさを一層引き立てている。
ご主人に仕上げていただいたものそのもので、このお店の唐麺焼をまずは美味しくいただいて、
次にお好みで、上述の黄色い蓋の辛口カープソースをかけていただくと、二度楽しめる。
うー。辛口カープソースをかけると、ソースの辛さも相まって、
なかなかガツンとくる味。これもまた美味しい。
ご主人は無口ながらも気さくで穏やかな感じ、何気に気遣いをしていただける、
年齢はボクと同じくらいの男前さん。
代替わりでやっていらっしゃるのかな。
入りづらそう店構えは地元に根差した雰囲気だが、
ふらっと立ち寄るくらいの気軽な感じで入れて、
お好み焼きができるまでの時間も、周りを気にせずのんびりと時間を過ごせる。
ただし、三次市役所近く、という立地の特性か、日曜が定休日のよう。
平日に行けない方は、土曜日にどうぞ。
好きだぞ、三次唐麺焼。ボクとしては、このお店、大当たり。
すっごく美味しくいだだきました。ごちそうさまでした。
【情報】
宝来屋(ほうらいや)
広島県三次市十日市中3-14-30
TEL 0824-63-7355
定休日:日曜日
営業時間:11:30~14:00/18:00~24:00
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