大遷宮を迎える出雲大社(島根県出雲市大社町) [俺の山陰]
今年は、神宮(伊勢神宮)において、20年に一度の式年遷宮が行われる年。
出雲大社においても今年、平成25年5月に、平成の大遷宮が行われる。
大鳥居を抜けると、まず石畳の道が続く。
橋を渡ると、境内までまっすぐ、玉砂利道がまだまだ続く。
神宮の深い森の中を往く時に感じる神聖さとはまた異なる趣。
眼前に拝殿が飛び込んでくる。
皆さんがまず思い浮かべる出雲大社像はここなのでは。
参拝者の御祈祷、各奉納行事等が行われるのが、ここ拝殿である。
現在この拝殿、御本殿の御修造が整うまでの間、御仮殿となっており、
こちらに祀られている神々が、いわゆる「仮住まい」をなさっている場である。
拝殿の背後に佇むのが、御本殿。
御修造が大分進んだため、全体を覆いつくしていた大屋根もなくなり、
覆うものはこの程度になってきた。
御本殿のある敷地には、当地の祭神である大国主大神(大国主命)に所縁のある神々を祀る
各摂末社が、御本殿を守護するかのように周りに鎮座する
(筑紫社、御向社、天前社、門神社)。
旧暦10月に八百萬の神々が出雲大社に集う「神在月(かみありづき)」(神在祭)の間、
神々は、境内の左右に鎮座する「十九社」を宿所とする。
画像手前に苔生すのが西十九社。
こちらが東十九社。
御本殿と同じく修造中である素鵞社(そがのやしろ)は、
八岐大蛇伝説で有名な素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祀るお社。
境内の最も奥に鎮座している。
素戔嗚尊は、大国主命の父であり、神宮内宮に祀られる天照大御神の弟でもある。
今回はここまで。
他にも実は、という見どころもまだまだあるので、それについてはまた近々。
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