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温泉津温泉 薬師湯(島根県大田市温泉津町) [俺の山陰]

縁のない人には知られていないと思うが、
昔から、全市町村に温泉がある、と言われるほど、
山陰(島根・鳥取)は、温泉の宝庫だ。

その中でも、間違いなく名湯中の名湯に入ると思われるのが、
大田市温泉津町にある、その名も温泉津温泉。

今回は、宿泊せずとも入れる外湯のうち、
薬師湯を紹介。

yunotsu_yakushiyu_01.jpg数年前にリニューアルし、
クリーム色の柔和な雰囲気を醸し出している。
入浴料は大人1人350円。

ちなみに、隣に見える白い洋館は、
かつて薬師湯として使われていたもので、
現在は「震湯カフェ 内蔵丞(しんゆかふぇ くらのじょう)」として、
「奉行飯」などを提供するカフェおよびギャラリーとして営業されている。
この日は店休日。奉行飯を楽しみにしていたのに、残念。

yunotsu_yakushiyu_02.jpg
yunotsu_yakushiyu_04.jpg
yunotsu_yakushiyu_03.jpg
2階建ておよび屋上があり、
お湯を愉しんだ後はこちらでのんびりと温泉津の穏やかな風景に和むことができる。

さて、温泉のほうだが、
浴室は壁こそタイル張りになっているものの、
浴槽および床は昔のまま、
湯の花にこんもりと覆われた、
湯治場の雰囲気をしっかりと残している。
浴槽自体は5人入ればもういっぱい、といった小ぢんまりとしたもの。
他の方が入浴されていたので、浴室の画像はご勘弁を。

温泉津にはもう一つの外湯「元湯」とはお湯の質がまた異なり、
濃い緑茶のような濁り湯で、
硫黄のような土のような香りが嫌味ない程度に感じられる、
非常に野趣溢れるお湯だ。

「元湯」よりは湯温がわずかばかり低く、浸かり易さはこちらのほうか
(それでも結構熱めなのだが)。
熱さの割には、こちらも肌触りはクセが少なくソフトで、
専門家による泉質評価が最高評価であるにもかかわらず、
誰にでも馴染みやすいお湯との印象。
日本温泉協会が最高評価のオール5に認定したお湯である。

成分の濃さから、こちらでも湯あたりしないように、
湯治の仕方が脱衣所に掲げてあるが、
初めてと思われる客には、
番台の方が丁寧に注意点を説明してくださる。
休憩スペースでもそう思ったが、
観光客を意識した接客姿勢が非常に素晴らしいと思った。

洗練さと伝統が共存する薬師湯と、
素朴ながらその圧倒的な雰囲気に圧倒される元湯。
お湯そのものももちろん含めて、共に異なる個性を感じられる、魅力溢れる外湯だ。
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