長崎は今日も雨だった~4.移動の疲れは食で癒す [独身男のさすらい旅情]
【第3話更新から半年くらい経っちゃいましたね。旬でないお話で申し訳ないです_(--)_】
雲仙~島原~長崎市街地の道は、そこしかない、という道だったので、
特に迷うことはなかったのだけど、
有料道路がないわ、抜け道もないわで、とりあえず時間がかかる。
島原に着いたのは雲仙出発から1時間以上経過後。
とにかく、移動移動で疲れた。
おなかも減ったので、目的の「具雑煮」をいただくことに。
島原城前すぐにある姫松屋本店。
島原の乱にて天草四郎勢の籠城時の食糧として作られたものを基本とした、郷土食。
具雑煮(並)、980円なり。
この日の朝が雲仙の霧で凍えそうだったのと、運転の疲れもあったからかも知れないけど、
とにかくほっとするお味。
名前が名前だけに、野菜・鶏肉・あなごなどの具がたっぷり。
薄味のすましタイプのおだしは、それでもしっかりとした深みを感じられる、柔らかく優しい風味。
素朴な顔つきですが、いただくと上品さを感じてしまいました。
で、もちろん島原城へ。
城内は島原の乱前後の島原城下、また天草四郎の足跡等が展示されています。
城をバックにすると、また景色がよくなります。
こちらはJR島原駅。
駅前に鯉が泳いでいます。
昔の水路を挟んだ場所が、美観地区とされていたけど、
距離のうち殆どが、普通の民家になってしまっていました。
オフシーズンなのもありますが、観光地としては少しばかり寂しげなのが気にかかりました。
島原から長崎市街地への道のりもまた険しい。
海岸沿いに1車線ずつで1本しかなく、かつ午後4時出発だと、思いっきり渋滞にはまってしまいます。
で、道路沿いに見つけたのがこれ。
おー、この辺りが国見かー。
こういうところにサッカー少年達が集まってくるんだな、と。
7時過ぎにようやく長崎市内に到着。
ここでお世話になったレンタカーとはお別れ。
返そうと思ったら、ガソリン入れ忘れ、
更に店舗が小さく、停めるところに入れるのも一苦労でした。
えらい立派なJR長崎駅。
ここから少しいったところにある小さなお宿へ荷物を降ろし、夕食へ。
夕食は長崎名物の卓袱料理・・・と考えていたものの、
大抵2名以上の予約でないとダメらしく、かつかなり高価。
でもなんとかその雰囲気だけでもと思い、
市電にコトコト揺られて向かったのが、
思案橋にある長崎郷土料理の店いろは本店。
日曜の夜、更には雨ということもあって、普通にお座敷を独り占めしつつ、
ここでいただいたのは、2,500円の卓袱弁当。
一品一品が、お手頃なサイズにこしらえてあり、
長崎の地の焼酎をロックでいただきながら、
プチ贅沢な気分に浸って、宿に戻ったのでした。
【・・・第5話につづく】
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