長崎は今日も雨だった~3.雲仙の地獄巡りと絶景 [独身男のさすらい旅情]
旅に来たのに、また早起きしちゃいました。
だって、寝てるなんてもったいないでしょ。
昨晩も入った「大地の湯」にて朝風呂をいただいたあと、
「地獄巡り」をすることに。
温泉地の多少の硫黄臭は、割と想像はついたんですけど、
断続的に吹き上がる湯煙(というよりむしろ噴煙)と、
お湯がボコボコ湧き出す白濁色の地面という、
普段の生活に全く出てこない独特な景色の中に身を置いていると、
なんなんでしょうね、楽しいというのも、感動するというのもいまいちピッタリくる表現でない、
何とも不思議な気持ちになってしまうものです。
雲仙地獄内にある「キリシタン殉教碑」。
ここで閻魔大王が、地獄行きか天国行きかの沙汰を下した、とのお話があるそう。
異空間を満喫したあと、
昨晩夕食をいただいたホテルのレストランにて朝食バイキング。
夕飯がよかったので、期待して行きました。
正解。種類も多いですけど、素材も作りも、一つ一つがしっかりしています。
特に地元産のサラダほうれん草は本当に美味しかった(山盛りおかわりしました)。満足。
さて、ホテルのチェックアウトが11時なので、もう一風呂、ということで、
朝9時にだけ開放している、家族風呂として貸切対応されている「峰の湯」へ。
こちらは白濁色の湯。あ~、ホントにお湯中りしちゃいそうなくらい、入りました。
さて、お世話になった九州ホテルをチェックアウト。
やっぱり雲仙の景色を拝まなきゃダメでしょう、ということで、
仁田峠有料道路へ。
クネクネした山道にちょうど参りかけたころに、第二展望台に到着。
この日も雨は降らずともお天気はいまいちでしたけど、
流れていく厚い雲と、切れ間から映る有明海側の風景も、なかなか。
実は、この展望台までのドライビングコースの途中の景色に、この日一番感動したんですけど、
さすがに運転中は撮影できませんからね・・・。
またしばらく運転すると、仁田峠に到着。
ここから、ロープウェイに乗って、妙見岳展望所へ向かいましょう。
ロープウェイを降りたところにも、結構広めの展望所があるんです。
この辺りそのものが断続的に雲の中に入ってしまうので、
それから更に上の妙見岳展望所へ行く人は、割と少なかったようですが、
せっかく来たんだから、ということで登ってみました。
山道の少し急な階段を5~7分くらい登ると、妙見岳展望所に到着。
こういう所で見る景色は、いいお天気のほうがやっぱりいいですかね。
それにしても、雲の中にいるだけあって、寒かったなー。
雲仙最後の目的地は、雲仙温泉内にある「雲仙ビードロ美術館」。
芸術品の中でもガラス工芸品は、他のもの以上に理論や知識を知らなくても、
「綺麗」とか「好き」とか思える感情で素直に観ることができるので、実はボクは好きなんです。
こちらには、併設で「雲仙スパハウス」なる日帰り温泉施設もあります。
気付けば正午を過ぎていました。
ここから、国道57号を経由して、島原へ向かいます。
この頃は朝と違って、雲仙地獄から上がる湯煙がもの凄いことに。
こうなると、間を走る道路の視界も真っ白なので、
一瞬ですけど車の運転はご注意を。
【・・・第4話につづく】
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