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終戦60年に寄せて [おもいの輪郭]

広島、長崎に原子爆弾が投下されて60年が経過しました。
そして終戦の日が、またやってきます。
戦争そのものは何の美化もできない悪であり
それを仕掛ける輩の存在自体が悪であり
「戦時中だから」許されるというものは何一つなく
そして無差別殺戮を行う兵器を造り、使用することは
許される訳のない悪であることと言い切ります。

戦争や原爆について温度差が出てきていると
近年言われています。
例えば、広島や長崎、沖縄の若い人々とそれ以外の地域の人々とは
平和に対する意識が格段に違うようなのです。
自分にとって遠い世界の話だと思い
身近な問題になりえないと考えているのでしょう。

そうでしょうか。
考えてみてください。
自分の好きな人・・・家族、恋人、友達・・・が
殺されたり、死んでしまう。
戦争とはそういうものです。
それを想像すれば、テレビの映像を自分の環境に投影してみれば
それがどれだけ恐ろしく、悲しく、怒れるものであるか
誰だって認識できるはずです。

戦争は個人の話でなく国家の問題が絡むもので
きれいごとで済む状況にいかない場合も当然あるのかも知れません。
しかし結果として悲しみを背負うのは
ボクたちのような普通に人生を生きている人々です。
あなたの大切な人を奪い
またどこかの誰かにとって大切な人を、その人から奪ってしまう
その無意味な繰り返しが行われる
戦争とはそういうものです。

ボクだって戦争を経験しているわけではないから
本当に何が苦しいことなのか悲しいことなのか
知るすべもありません。
でも、ボクは見たことを自分にすぐに置き換えて
気持ちが揺れ動いてしまう人間なので
知らないなりの感受性で、戦争や原爆について捉えようとしています。

先日、日テレ系で放映された「二十四の瞳」で
黒木瞳演ずる大石先生が、出陣する教え子に言った
「生きて帰ってきなさい。」
という言葉。
それが本当の心の言葉です。
そんな気持ちを身近な人に寄せて思う
それが、平和を願う、戦争を憎む心の基礎なのだから
戦争を自分の問題として考えることは
誰かを大事に思う心があれば、すぐにできる、そう信じている。
そんなことを考えた、今年の夏のボクでした。


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