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「こだま」でいい旅を [独身男のさすらい旅情]

今日(あ、また昨日になってしまった・・・)は大阪へ日帰り出張。
朝8時に新幹線で広島を発ちました。
打ち合わせは昼3時前に終わり
ちょっとしたごほうびがてら、阪神百貨店で甘味を買い
4時台の新幹線「ひかりレールスター」に乗りました。

寝不足と打ち合わせの緊張感で結構参ってたのに
自由席だったので停車ごとに混み具合がきつくなってきて
席に座れているのになんだか疲れてきました。
「こだまにしたら何時に広島に着くかな・・・」
時刻表を確認し、岡山でこだまに乗り換えました。

到着は40分遅くなりましたが
こだまに乗った1時間半はものすごくリラックス。
広島に着いたら、ちょっと憂鬱だった気分もスッキリ。
なぜならば・・・

東海道区間は分からないですが
山陽新幹線区間(新大阪-博多間)を走る100系こだまは
ある時期に内装がリニューアルされたようです。

グリーン車とか、ひかりレールスターの指定席みたいに
自由席も座席が2列-2列なんです。
その1席がちょっとしたソファーみたいに
ちょっとふんわりした座り心地の、幅広かつ深めの座席なんです。
窓は多分昔のままのワイドなものなので、
のぞみ・ひかりみたいに個々の小さな窓と違い、眺めも抜群。
それに、元々新幹線を使う人は「とにかく速く!」的な人ばかりなので
最寄り駅がこだま停車のみでない限り、そうそう乗る人もいないので
とにかく静かで落ち着くんです。

この空間で、ごほうびのお菓子をゆったりといただき
ソファーのような座席でまどろんだりできたら
そりゃあ疲れも取れるってもんです。
速いのぞみの通過待ちが何度もあったって、一向に構いませんょ。
だって「こだま」も新幹線。在来線に比べりゃ夢のような速さです。

飛行機vs.新幹線といった
「高速化」を売り物にした乗客の奪い合いが
ここ何年続いていますけど
「速くて」「便利」なものは
人が集まりすぎて「窮屈」になってきます。
ひかりレールスターが出たおかげでノーマル「ひかり」が減り
自由席の数は、のぞみで自由席ができたとしても
減ったように感じます。
それに、指定席料金510円をケチる旅行者・ビジネスマンは
自分を含め多いですし
(特に旅行者は、のぞみやひかりを使うなら、指定席を使って欲しいと
 急な出張が多くて、経費を気にするビジネスマンの意見としては思います)。
もちろん、500系・700系のぞみの速さは
仕事とか旅行での効率的な移動とかには魅力的なのですけど
そこまで急がなくていいんだったら
「こだま」という選択肢もあると思います。

ボクは昨年秋に新倉敷駅から久々に「こだま」を利用して
この快適さを知ってしまいました。
みなさんも、体験してみませんか?
ヘタなリラクゼーションタイムやマッサージより、心と身体に効くかも知れませんよ。


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