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国宝 松江城天守(島根県松江市) [俺の山陰]

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去る5月15日、国の文化審議会により、
松江城天守を国宝に指定するよう、文部科学省に答申された。
松江市民、島根県民にとっては、
1950年(昭和25年)の文化財保護法の施行に伴い、
重要文化財に(一般市民にとっては)格下げされて以来の、悲願達成だ。

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松江城。別名「千鳥城」とも呼ばれる、美しい城だ。
日本に現存する12天守のうちの一つでもあり、
日本さくら名所100選や都市景観100選にも選ばれている、
昔から島根県民に愛されている名所だ。

堀尾忠晴氏により築城され、京極氏、徳川・松平氏が後にここを本拠地とし、
松江藩を繁栄に導いた。
特に松平7代目藩主、治郷(はるさと)は、
「松平不昧公」と呼ばれ、庶民にも親しまれた、江戸時代後期を代表する大名茶人で、
松江・出雲地方に茶の文化、茶菓子の文化を根付かせた名士だ。

以下、朝日新聞デジタル版より抜粋。

「1611年に完成した松江城の天守は、
外観が四重、内部5階、地下1階の荘重雄大な形式。
通し柱による建築方法など独自の特徴があり、
防御性を重視した中世の山城を捨て、
城下町の中核として平山城を築いたことに、深い文化史的意義があると評価された。
国宝に指定された天守は姫路城など全国に四つあり、
今回の答申で5件目で、63年ぶりの指定となる。」

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これは、堀川遊覧船の乗り場近くから撮った、御堀から望む松江城。
本当は、すぐそばの島根県庁前の交差点、バス停の前からみる風景が、
絶景だとボクは思っている。

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石垣の上から下を覗いてみると、昨日はどこかの小学生たちが遠足で訪れていたようだ。

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「日本さくら名所100選」に選ばれるだけあって、
春になると、ここは桜で満開となり、花見客で大いに賑わう。
その風景はこちら

国宝指定をきっかけに、
より松江、島根県、また山陰を訪れる方が増えて、より一層賑わうことを、期待したい。
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コメント 2

kou

文化財保護法の施行時に、修復工事中だったことが影響したのではという説があるようですね。
火事や落雷などで天守閣が現存している場所自体が少ないですし、国宝に再指定されたのは当然かなと思います。
先日実家に帰省した際に広島城を眺めてきましたが、突貫で戦後になんちゃってで造られたもので、やっぱりイマイチでした。(苦笑)
by kou (2015-05-23 22:51) 

はらぼー

「kou」さん、おはようございます・・・って、まだ夜だ(^^;

修復工事が理由の一つという話、初めて知りました。
いかにもお役所仕事、って感じもしますが、
国宝指定となると、
いろいろと細かく、敏感に取られてしまったのかも知れませんね。

広島城、原爆投下で全壊し、
戦後復元されたことは知っていましたが、
復元された城にはあまり興味が湧かないので、
実は一度も、まともに観に行ったことがありません。
城そのものを見ることよりも、
松江城よりも大きいから眺めは確実に良さそうなので、
せめて登って、広島市内を一望してみたいです(^^)
by はらぼー (2015-05-24 02:50) 

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