トロッコ列車 奥出雲おろち号/JR出雲坂根駅のスイッチバック(島根県仁多郡奥出雲町) [俺の山陰]
JR木次線出雲坂根駅。
この駅は、観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」が停車し、
スイッチバック(折り返し運転)をする駅として知られている。
この日曜、思い立って奥出雲に向かった際、
停車時刻にちょうど間に合いそうだったので、訪れてみた。
この日は、多くのライダーの方々が、おろち号の到着を今や遅しと待っていた。
元々主に広島方面からの車やバイクの観光客が多い地域なのだが、
いやいや、ここもなかなかの人気スポットのようである。
午前11時31分、奥出雲おろち号がゆっくりと入線してきた。
青と白のカラーリングと散りばめられた星のデザインが思いのほか鮮やかな車両。
この駅では、8分の停車をするのだが、
前述のライダーはもちろん、乗客も下車して写真を撮りまくる。
また、駅横の臨時屋台のようなところで、食べ物などを買う人もひっきりなしに行き交い、
いつもは静かな駅が、この数分間に限っては、とにかくごった返す。
非電化区間ならではのディーゼル車も、いわゆる「撮り鉄」にはたまらないのでは。
ちなみに、ディーゼル車両が引っ張るのは2両。
普通の車両と窓のないトロッコ車両が1両ずつだが、
普通車両はガラ空きでトロッコ車両は満席。
ま、これだけ天気がいい日なら、風を感じられるトロッコのほうがいいに決まってる。
金土日で一日1往復のみの運行。
基本的には木次駅~備後落合駅(広島県)間の運行で、
山陰本線(出雲市駅方面、また松江駅方面)からの列車からの乗り継ぎも比較的しやすい。
日によっては、出雲市駅から直通運転する日もあるようなので、
平成の大遷宮を終えた出雲大社に早朝参拝された後に
田園風景や森の木々の間を抜けていくこの列車に乗られるのも、いいプランかも。
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