LIFE [おもいの輪郭~Lyrics~]
ヘビが家に迷い込んできた
細くて小さくて 子供のヘビなんだろう
親はそれを殺そうとする
僕はそれを止めて 逃がそうとする
ただ見た目が気持ち悪いと 人間に思われるだけで
毒なんて持っていないのに 人間に嫌われるだけで
人間の勝手で 命を落とすことなんて
僕にはそれが 納得できない
ヘビが家に迷い込んできた
捕まえようとしても 恐がって逃げてしまう
人間は恐いもの 大きいものは恐いもの
そうじゃないって 僕はそうじゃない
人には思いは分からない
自分だって 分からないことだってある
でもそれが人間で それが生きとし生けるもの
立ち向かうのか それとも逃げるのか
おかあさんを探しにきたのかな
おとうさんを探しに来たのかな
でもごめんね ここにはもういないんだ
多分人間が やってしまったんだ
見た目で判断しないで欲しい
たった一つの言葉で 決めないでほしい
もうちょっと もうちょっとだけ 話そうよ
言葉でなくたっていいから 話そうよ
ヘビが家に迷い込んできた
下駄箱の裏に逃げ込んだ 彼を僕はようやく捕らえた。
ニョロニョロゴソゴソ 落ち着かない彼
逃げないようにと ホウキで押さえる僕
彼は田んぼに 水の中を自由に 泳いでいった
ごめんね もうここにはやってくるなよ
逃げることは 悪いことじゃないんだから
だからもう 自由に生きていけばいいんだよ
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Letter [おもいの輪郭~Lyrics~]
あなたに手紙を書きました
私の好きな 青い便箋 青い封筒
あの時撮った 写真も入れて
あなたに手紙を書きました
梅雨の晴れ間の 蒸し暑い10時過ぎ
額に 背中に 汗をかきつつ
あなたに手紙を書きました
パソコン スマホに慣れすぎてしまって
漢字もろくに 思い出せずに
あなたに手紙を書きました
きっとあなたは笑うでしょうね
いい歳をして その程度かって
私はあなたに 出会いました
頭が良くて 何でも知っていて
ただ一つだけ 身体が動かないだけで
私はあなたと よく出かけましたね
作り笑顔が 苦手な私と
馴れ馴れしくて 失礼な言葉で
それでもあなたは 嬉しそうで
私はあの頃 苦しみました
そして今でも 苦しいです
それでもあなたが 遠くで見ているから
それでもあなたが 負けるなって言うから
私は今を 生きています
あなたに手紙を書きました
私の好きな 青い便箋 青い封筒
何年振りかの 手紙です
あなたに手紙を書きました
きっとあなたは笑うでしょうね
何日遅れの ヘタクソな手紙を
作り笑顔が 苦手な私を
タグ:詩
A Nice Fellow [おもいの輪郭~Lyrics~]
また喋り過ぎちゃったね
いつものことだよって 君は笑っている
星のきれいな夜にも 雨が空を曇らせている夜にも
ぼくは君の 発信履歴を眺めてて
今日はかけようか やっぱりやめようか
でも君は いつでも笑っている
また喋り過ぎているよ
いつものことだねって 君は笑っている
誰にも言えない苦しさを 心に隠した悲しさを
受信してばかりの君は 黙ってそれを受け止める
君だって 辛いことなんていっぱいあるのに
君は笑っている 僕も思わず笑う
僕にとっての 君はとても大きな存在だけれど
君にとっては 僕はどんな存在なんだろう
ただの友達の一人だって そんなことだってあるのかな
勝手な僕が一方的に 大切に思い込み過ぎていたりしてね
それでも君は笑っている それでも君は笑ってくれている
一人で寂しい僕だから 僕は助けられているんだ
その笑顔に 電話越しに見えるその笑顔に
涼しい夏の夜 降り続いた小雨が止んだ
君の街の空はどんな空なんだろう
バカだな そんなことも聞いていなかった
あぁ また喋り過ぎちゃったね
今度は僕が 君の話をいっぱい聞くよ
今度は僕が 君に笑顔を送るよ
今度は僕に 電話をしてよ
それだけで 僕は笑顔を送れるから
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