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レストハウス オリアン(岡山市北区) [独身男のさすらい旅情]

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誰かと食事に行く時や、旅行先での食事については割と下調べするんですが、
ぷらっと出かける時、ボクはそれをしないんです
(まぁそれをする余裕がないってことでもあるんですけど)。

昨日も後楽園を周り、岡山城に行く前に昼食を済ませようと思ったのですが、
城や近隣の県庁近くにあるお店は、人気のあるところも多く人が多過ぎ。
待てばいいんでしょうけど、なんかなーと思いながら捜し歩いていたところ、
いつの間にか結構歩いてました。

で、なんとなく気になったのがこのお店。
何が気になったかと言われても・・・名前かなんかだった気がします。
それくらい何気なしにここへ行こうと決めたんです。

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地下街にあります。
メニューは外に一切ないです。
お隣の喫茶店のほうが、張り紙も何もかも目立ってます。
階段突きあたりの一枚の紙に「営業中」とあるのみ。
どうだろうな。どうしようかな。

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下りてみたら意外と普通のお店でした。
お店に入ってみると、昭和の洋食店とか純喫茶とかいった、いわゆるレトロな雰囲気。
ボクが入った13時前くらいには多少席が空いていたので、
一人でもテーブル席に通されました。

もうピークは過ぎたのかな、土曜日だからかな、と思っていたら、
そこから次々とお客さんが押し寄せてきました。
ガテン系のお仕事の方々から、家族連れまで。
ボクが出る直前には待ちができました。

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今回いただいたのは「サービスランチ」。
1,010円なり。
カレースープが出た後、これがドーンと出てきます。
その後デミダスカップにコーヒー。紅茶も選べます。

デミグラスソースのハンバーグに目玉焼き。エビフライにはちゃんとタルタルソース。
生野菜とポテトサラダ、甘いにんじんのグラッセといんげんのソテー。
実はライスかパンが別についているのに、
ついでにここにスパゲッティがありまして(右奥のいんげんの下の白いやつ)、
キャベツでのかさ増しはあるとはいえ、相当のボリュームです。

今風にというか現代の嗜好に臨機応変に応えるお店が多いですし、
それももちろんいいんですよ。
でもここはお店の雰囲気同様、料理にもそんな気配を一切感じさせません。
「ザ・昭和の洋食」といった感じでしょうか。

デミグラスソースは結構濃厚でかつ苦味もあり、今風の甘みとかはないです。
でも逆に「あぁ、これだったな、デミグラスソース」って、
大人にならないとその美味しさが分からなかった、デミグラスソースだって思えました。
ハンバーグは粗挽きでジューシー。
エビフライは1本ながらも衣が薄く身がパンパンに入ってます。
にんじんのグラッセは結構甘めに作られていますが、これもまたよし。
切り方がなんとなくボク好みでした。

人によっては少し脂っこいと思われるかも知れませんが、
むしろこれが、昔からある洋食ってやつです。
このほうがむしろ「腹いっぱい」食べた感じになります(実際そうなりました)。
厨房のほうをちょっと振り返ると
「あぁなるほど」と思える山高帽のシェフが目に入りました。

フロアの接客もテキパキと手際が良い。
これが「雑」と見えるかどうかは、人によりけりでしょうが、
ボクは全く悪い印象はなく、回転を速くしたいのかな、といったくらい。

時代に流されず、この味や方向性を守っている、
頑固にといったつもりでもないけれど、やっていたらこうなった、といった自然な雰囲気。
何気なく入ったものの、ボクにとっては大正解でした。

なお、上述の通りサービスランチは結構な量。
食べ終わる前に「全部食べ切れるかな・・・」と思えたくらい。
他のメニューも油断すると多いかも知れませんので、
小食な方は事前に訊くのもよいかと。
ヘルシー系の食事をしたい方は、
最初から選択肢に入れるべき場所ではないかも知れないですね。
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