2017-01-17 今日の川崎駅前

こんばんは。


昨日までの数日に比べれば寒さは和らぎましたが、
それでも寒い今日の首都圏でした。

さて、昨日は流れで少し遅く帰ったのですが、今日は体調を考慮して早めの帰宅。
特段何か起こった訳でもないので、今日は13日金曜日の川崎の話を。
今の職場で11月まで一緒に仕事をしていた人と夕飯を共にしたのです。
以前辞める前にわざわざボクを喫煙所まで探しに来て、話をしに来てくれた彼です。

昨年シーズンのサッカーを観戦する機会を逃した代わりにご飯でも、とのことで
日程を合わせて仕事の後に川崎で待ち合わせをしたのです。
お店の予約も彼がしてくれて、とても有り難かったです。

他の人が持っていないようなものを彼は自然と身に付けていると、
ボクはずっと感じていました。
じっくり話すのはこの日が初めてだったのですが、
そう感じる理由がここで思いもかけず判明したんです。
正確には、そういった人が発する独特の空気を、
お互いが理解できるのは何故かということ。

ボクとは学校は違いますが、同じ外国語学部を卒業したのだそうです。
そして話を聞くにつれ、彼の周りの人々もまた、ボクの周りの人たちと同様に、
枠に敢えて収まらないような人生を生きていることも知りました。
いわゆる「普通」に就職しているような人が少なく、
かつそれが本人の意志でそうしているとのこと。
そしてそういった状況にある相手のことを、彼は特に心配などしていないのです。
多分そのうちなんとでも自分で道を切り拓くのを、彼は知っているのでしょう。

ボクとは一回り半も年齢が違うのに、
まるでボクの大学時代の人間関係を見ているかのようでした。
年代が違っても場所が違っても、
外国語学部というところにはそういう人間が集まるんだなぁと、少し嬉しくなりました。

外国語学部は間違いなく、わざわざ自ら進んで選ばなければ入ることはそうそうない、
ニッチな選択肢だとボクは思います。
つまり18やら19やらのうちに、形は違えど自分の探している何かをこの学部に見出した、
そんな人たちの集まりだと思いますし、今も昔もそのことに変わりはないようです。

もちろん、他の学部の方が全くそうではないとは言いませんよ。
意志を持ってその学部に入る方も当然いらっしゃるはずですし、
外国語学部に入った中でもぼんやり「なんとなく」といった人もいるのですが、
妙なくらいに目的意識を最初から持っている人間の比率が、
外国語学部では並以上に高いという意味です。

額面通り真っ当な道を突き進む人もいれば、
多少勉強はできたものの、人生においては気付けば回り道になってしまう人もいます。
多分ボクや彼は後者のほう。
それでもそう生きてしまうのは、寄り道の魅力を知っているからなのでしょう。
それをしたことで間違いなく損もするでしょうが、
それを超えるものを得ることの喜びを、多分期待したいのです。

彼がSEを一度辞めて営業になったのも、そういったことを期待したからだったのだそう。
そしてその経験で気付いた自分の能力が、SEでも活かせるのではと復帰したのだそうです。
なんでもSEになったのも、ちょっとした興味からだったのだそうですが。

今になって考えると、ボクもそうだったのでしょう。
病気の間は当然したくてそうしたつもりではないのですが、
「SEには戻れない」という制限を自分に課してしまった時点で、
取った行動は同じかも知れませんね。
それとは違う世界に首を突っ込むしかなかったですし、
それを超える何かを、たとえ絶望的に可能性が低いにせよ期待してみたかったのでしょう。
結果として自信を持てるものを得ることは、ボクはできませんでした。

でも、図らずとも手にしてしまった負のエネルギーを反転させることだって、多分できるはず。
実際想定外のSE復帰をし、
寄り道したことで背負った荷物をこの職場で使う機会がここまであるとは。
そしてその道具を使った相手には、自分との共通項が意外なほどにあった。
本当に、生きていると不思議な巡り合わせというのはあるものです。
回り道、寄り道はこれだから止められないんですよ、ホントに。

さて。
今週は変則的ですが木曜にカイロプラクティックへ、
金曜は岡山へ行くボクらの壮行会とのことですから、
明日もほどほどに切り上げて、やれることをやれる範囲でだけやることにします。
誰にとってもモノには限度がありますから。

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