首都圏ウォーク 東京駅~丸の内~日比谷・有楽町~八重洲 [独身男のさすらい旅情]
2016年の夏休み最終日に出かけたのは、
ボクの思い入れが何故か強い東京駅周辺でした。
街を歩く人が落ち着いていてゴチャゴチャしていないので、好きになったんです
(駅は恐ろしくゴチャゴチャしてますけど)。
かつて東京メトロ東西線沿線に住んでいて、
一番行きやすかった大都会が東京駅(東西線の駅は大手町)だったんです。
当時はこの煉瓦造りの駅舎、リニューアル中でした。
東京を離れSEから一度身を引いた間に完成した駅舎へと、
今回は東海道線から降り立ちました。
9時台はまだ雲に覆われていたので、比較的涼しい中でのお散歩スタートです。
東京中央郵便局、ゆうちょ銀行本店が入るJPタワーです。
中にはKITTEという商業施設があります。
これも東京駅舎とほぼ同時期に建て替えが始まりましたが、
歴史的な建造物として残すべきとの意見も強く、当時は結構揉めました。
結局一部だけ残す形となりました。
どっちが良かったのかなんて、結局誰も答えは出せないかも知れないですね。
ボクが「東京ってこんな感じ」とすんなりと受け入れた最初の商業ビル、
丸ビル(左)と新丸ビル(右)です。
正式には丸の内ビルディングと新丸の内ビルディングと呼びます。
ある意味ボクの中では、東京タワーのような「象徴」みたいなもんです。
ちなみに初めて東京で行った商業施設は、新宿タカシマヤタイムズスクエアだったんですが、
この丸ビルのような存在にはならなかったです。
あまりにも規模がデカ過ぎるのと新宿独特の空気感に萎縮して、
「新宿は無理だわ」と早々に降参したせいです。
東京駅舎リニューアルオープンと共に再開した東京ステーションホテルです。
いつかは泊まってみたいホテルです(←多分無理です)。
丸の内側の交差点、東京駅中央口です。
東京のビジネスの中心と言っても過言ではない場所です。
平日と休日の人通りの違いがはっきり分かれる場所でしょうね。
休日のビジネス街は本当に閑散としています。
中央口交差点を渡ると、皇居方面が見えます。
ここから振り返った東京駅の風景は、大体こんな感じです。
かなり無理がありますが、ちょっと頑張ってくっつけてみました。
さて。
ここから丸の内仲通りを歩いて、日比谷・有楽町方面へと向かいます。
並木道が整備されているのと何気に入るビル風のおかげで、
今日のような暑い日は涼しい木陰でホッとできます。
開店前の通りは静かです。
でも日中も割とこんな感じなんです。人は格段に増えますが。
各店舗に人が分散するので、ビル内に入るよりも通りのほうが気持ちよく歩けます。
行列のできていた店舗はチョコレート専門店、
「CACAO SAMPAKA(カカオ サンパカ)」というお店のようです。
東京国際フォーラムに面する馬場先通りに来ました。
皇居馬場先門に真っ直ぐ向かう道なので、そう呼ばれているようです。
この通りの下に、JR京葉線の東京駅があります(結構歩くんです)。
富士ビルという建物があった場所が工事中でした。
東京駅から有楽町、銀座方面に向けては、常に再開発が行われている現状です。
信号を渡って再び丸の内仲通りを進みます。
高級ブランドから馴染みのあるブランド、地方の一流店などが何気に路面に並びます。
見えてきました。巨大なビル。
DNタワー21、第一農中ビルとも言います。
農林中央金庫が本店を構えるビルです。
かつて東京でのSE時代に、一度訪れたことがあります。
どんな商業ビルよりも群を抜いて落ち着かなかったのを、今でも思い出します。
このビル以外にもこの通りに関連オフィスの入っているビルがあって、
仕事で結構ここに降りたんですよね。
東京有楽町、ニッポン放送本社です。
フジサンケイグループのラジオ局ですね。
東京浜松町の文化放送に比べると、意外なくらいに小さいビルですが、
ここを多くの有名人が毎日出入りするんですよね。
考えてみると、とても利便性の高い場所です。
丸の内仲通りもそろそろ終着点です。
いわゆる高級ホテルもこの辺りは多くて、ここはザ・ペニンシュラ東京のエントランス前です。
かわいい軽ワゴンがありました。
すぐ隣にはオープンテラスがあったので、多分お食事時にオープンするんだと思います。
晴海通りに出てきました。
この通りの下に東京メトロ日比谷線が走っています。
高架の辺りがJR有楽町駅です。
高架下を日比谷方面へと歩いてみます。
有楽町・日比谷辺りの高架下は昼から深夜遅くまで開いている飲食店でいっぱいです。
すぐ近くが銀座の高級店ばかりなのに対し、ここはいわゆる庶民派のお店です。
最初の頃は急にディープな雰囲気になるので、夜なんて近付くことさえ躊躇しましたね。
それこそ以前の東京勤務の際に、この辺りで飲むことが多かったので、
今は多分大丈夫ですが。
日比谷ってよく聞く名前なんですが、商圏規模は本当に小さいんです。
高架下と高架沿いの数ブロック程度で、その殆どの面積を占めているのが、
この日比谷シャンテです。
昭和世代の方はなんとなく知っている名前じゃないでしょうか。
かつてTBSがここで公開番組をしていたんですよね。
赤坂の本社屋が立派になった際に閉鎖され、今は映画館になっているそうです。
もう少し歩くとあの帝国ホテルがありまして、
その道路向かいに東京宝塚劇場があります。
朝から宝塚ファンの皆さんが行列を作っておられました。
この劇場の隣には、これまた有名な日生劇場があります。
帝国ホテルと劇場群との間の道の下には、東京メトロ丸ノ内線が走っています。
宝塚のお隣もまた大工事中。
結構な超高層ビルですね。
下層部分のデザインが妙なので、多分商業施設を兼ねたビルになるんでしょうね。
高架を抜けて銀座側に出てみました。
こっちもひっそりと飲み屋が佇んでいます。
そのすぐ近くにこんな公園がありました。
かつては何らかのビルだったはずですが、随分様変わりしました。
有楽町マリオンです。
建った当初からなかなか商業的に苦戦している場所ですが、今はどうなんでしょうね。
現在は阪急のメンズ専門店とルミネが入っています。
有名な数寄屋橋交差点です。
左にちらっと不二家の看板がありますね。
この奥に銀座があります。
数寄屋橋角にあるソニービルです。
つい最近取り壊しが決まったのですが、
常に何らかのイベントをしていた賑やかな場所だったので、
そのニュースを聞いた時はなんとも寂しいなぁと思いました。
改めて見てみると、「ウォークマン」時代を感じさせるいかにもソニーらしい建物に見えます。
ソニービルの対面には交番がありまして、
その裏の高架下には日本一有名な宝くじ売り場の「西銀座チャンスセンター」があります。
ボクも親と姉に頼まれて1~2回ここで並んで買ったことがあります。
窓口は10個以上あるんですが、伝説は特定の窓口にしかないので、
ピーク時はとんでもないことになります(ボクは空いた窓口で買いました)。
八重洲方面に向かって歩きます。
日本基督教団銀座教会です。
こちらは丸の内東映会館とプランタン銀座。
プランタンの名前も今年いっぱいですが、この建物もなかなか年代物なので、
もしかしたらこれも再開発の対象になっちゃうのかな、とも思ったりします。
そういえばプランタンというビルを初めて知ったのは神戸での大学時代。
JR三ノ宮駅前にプランタン三宮というのがあったんですよ。
調べるとそれが一号店だったみたいです。
ダイエーがフランスのプランタンと提携したのがきっかけだったので、
ダイエーのお膝元神戸に一号店ができた、って訳のようです。
有楽町駅側の高架下は昔ながらのショッピング街です。
周囲の再開発などどこ吹く風といった、なんとも言えない庶民的な空気感がここはあります。
高架を抜けてJR有楽町駅前の広場にやってきました。
地味な建物なのに何故か結構有名な東京交通会館です。
マルイの入っている有楽町イトシアとの2ショットです。
何気に交通会館がイトシアの多くの地権を持っているそうです。
道理で思い切りライバルとなるようなビルがすんなりと建ったわけです。
有楽町駅側から東京駅側へと向かおうとしたところ、
高架下がなんとも怪しかったので、通ってみました。
何とも言えないアンダーグラウンドさが漂います。
馬場先通りに抜けると、なんとこんなところにJR東京駅への入口がありました。
京葉線東京駅には一番近い入口の一つなんでしょうが、あまりにも地味過ぎます。
これで山手線とか中央線、新幹線の改札まで行けるんでしょうかね。
昼間なので全く分かりませんが、本当に小さな屋台がこの通りにたくさんありました。
すぐ近くもオフィス街なので、
ここで一杯っていうオフィスワーカーもいらっしゃるんでしょうか。
高架下以上に奥深い世界がありそうです。
鍛冶橋交差点です。
この通りの先に、商社系のビルが立ち並ぶ京橋があります。
その反対側にあるのが、東京国際フォーラム。
ここにかつての東京都庁があったのは、この前の都知事特番で初めて知りました。
結構ライブに行っているボクも、ここにはまだ行ったことがないです。
そういえば東京の大きなホールはほぼ未経験かも。
さて。そろそろ終着点に到着します。
JR東京駅八重洲口に着きました。
こちらも大改築してこんな風になりました。
ここは東京駅の高速バスターミナルです。
数年前に比べて劇的に近代的になりました。
元々巨大ターミナルなだけに、あらゆるところに行き先表示があります。
これがないと本当に迷ってしまいます。
八重洲中央口前交差点です。
こっちが京橋・有楽町・銀座方面で、
こっちが日本橋方面です。
この地下も日本橋・室町方面まで繋がっています。
地下がもう訳分からなくなってます。
よくできた地図ですが、目的地を見つけるのはなかなか大変です。
地下も相当立派な地図になってます。
JRだけでこの状態ですから、慣れないと本当に大変です。
JRの駅構内に入りました。
東京駅は複雑なので改札一つ間違えるだけで相当迷います。
横須賀線、総武線の乗り場は京葉線ほど離れてはいないものの地下にあるので、
知っていないと相当迷います。
地面にまで路線表示があるくらいですから。
かなり精一杯JRも頑張っていると思うんですが、迷うものは迷います。
ちなみに新幹線のきっぷについて一つだけ。
ご存知の通り東海道以西の新幹線はJR東海、その他の新幹線はJR東日本が起点です。
切符はJR各社跨って買えますが、払い戻しは買った会社でしか当然扱いません。
急いでいた際に慌ててJR東日本の自動券売機で東海道・山陽新幹線の切符を買って、
何らかの間違いで払い戻しが必要になった際、
余りに慌て過ぎてJR東海の窓口に行ってしまい、
結局目的の新幹線には乗り遅れてしまいました。
新大阪駅、京都駅でもよくある状況だと思いますが、
この通り東京駅は構造自体がややこし過ぎて、
どこが東海やら東日本やら即座には分かりません。
買う際にはどうぞご注意くださいませ(そもそも切符は間違って買わないように)。
八重洲中央口から抜け出たのは丸の内北口でした。
やっぱり丸の内側の構内はいい雰囲気です。
1時間半超の散歩の後は新丸ビルにてランチとしました。
退屈になりがちな地下道もこういった展示があるといいですね。
ここ丸の内オアゾ~新丸ビル間の地下道にある展示物は
近隣店舗によって定期的に入れ替わります。
帰りの東海道線、特急がそろい踏みしていました。
左は常磐線へ入るスーパーひたちかフレッシュひたちです。
右はパノラマビューで人気の高いスーパー踊り子、熱海方面伊豆急下田行きです。
東海道線は各種特急の乗り場にもなります。
現在唯一残る寝台特急、サンライズ瀬戸・出雲もこのホームから出発します。
多分ここから何度か乗ったんだと思います。
今となっては貴重な経験になったなぁと思いつつ、川崎へと帰りました。
丸の内~日本橋辺りはボクにとって相変わらず「東京の象徴」です。
そう思うとすぐ近くの茅場町で仕事ができるなんて、偶然とはいえなんとも感慨深いです。
今日の街歩きは良くも悪くも東京、いや日本の中心なんだなぁと改めて思った時間でした。
夜は夜で違う顔があるのも知っている上で、です。
本来は別々にしたほうがいいのかなと思いつつ、
流れを大事にしたかったので、超特大巨編となってしまいました。
長時間お付き合いください、ありがとうございました。
ずいぶん歩きましたね。暑かったでしょう。
by takenoko (2016-08-15 08:09)
私もこのあたりはよく出没します。
有楽町高架下からの東京駅入口は京葉線側に最も近い入口で、中へ入れば山手線や中央線にもたどり着けます。(遠いですが(苦笑))
by kou (2016-08-15 21:48)
「takenoko」さん、こんばんは。
はい。ウチに帰ったら
iPhone6sの歩数計は1万2千歩を超えてました。
ただ、太陽がそこまで顔を出さなかった分、
暑いとはそこまで感じませんでした。
お散歩後のランチ前にシャツは替えましたけどね。
by はらぼー (2016-08-15 23:13)
「kou」さん、こんばんは。
やっぱりこの入口から各路線へも行けるんですね。
ただ、確かに遠いです。
一昔前、島根から幼い甥っ子2人を連れてディズニーランドに行く際、
山手線から京葉線への地下道はグズらないかとハラハラしました。
実際の距離より相当遠く感じた記憶が思い出されます(^^;
by はらぼー (2016-08-15 23:18)