横須賀美術館(神奈川県横須賀市) [独身男のさすらい旅情]
8月第1週の日曜日に出かけた横須賀美術館をご紹介します。
一つ前の記事の金沢21世紀美術館と建物の雰囲気が似ていますが、
やはりコンセプトはそれぞれに違うようです。
そもそもこの横須賀美術館、観音崎公園の中にあり、海の目の前にあるんです。
振り返るともうそこは湘南の海です。
入館口からなかなかモダンです。
現在は企画展『自然と美術の標本展 「モノ」を「みる」からはじまる冒険』を
開催しています(2016年8月21日まで)。
珍しくSNS向け撮影OKの場所だったので、心置きなく撮影させていただきました。
こういう雰囲気、好きです。
期待が高まります。
鉱物のエリアです。
自然の力でできた美しかったり不思議だったりする石たちを鑑賞できます。
展示のやり方で見え方は大きく変わるものですね。
観る人それぞれに色々と思いを巡らすことができます。
こちらは昆虫を魅せるエリアです。
高解像度スキャナーで撮ったものだそうです。
撮影OKですが触るのはNG。
子供たちが結構注意されていましたが、これは触りたくなりますよね(でもいけません)。
ここでも何気に聞こえてきた話なんですけど、
蝶と蛾って呼び名だけで扱いが相当違いますよね。
これは見た目明らかに「蝶」なんですけど、「蛾」として名付けられています。
昆虫たちの世界では、本当のところどっちが綺麗な扱いされているんでしょうね。
自然の中にありそうな想像の生物標本もたくさん観ることができます。
1枚目の標本は、リアル過ぎて個人的には少し背筋がゾクッとしました。
画材の展示もありました。
個人的には色にとても興味がある人間なので、この展示はとても好きです。
この企画展の出口前には、全展示のおさらいといった展示がありました。
こういうのもいいなと思いました。
所蔵品展、また別館にある谷内六郎館の展示も、
それぞれとても鑑賞しやすいものだったと思います。
金沢よりも更に芸術、美術の敷居を低く身近なものとして取り扱っているように思えます。
子供さんや若い人たちにも、個人個人の見方で楽しめることが分かるようになっていますね。
こちらの美術館もまた、空間自体がとても開放的に作られています。
実は屋上もあってそこから入出場もできるようです。
観音崎公園の散策の流れで美術鑑賞ができるような作りになっているそうです。
壁にある丸い明かり取りも特徴的ですね。
ミュージアムショップはもちろん、併設のイタリアンレストランもいい感じです。
どうしてもランチタイムという混む時間帯だったので、今回は断念しました。
車でないと行きづらいという交通アクセスの問題もありますが、
それを差し引いても湘南の海沿いで芸術に触れることができるというのは面白いと思います。
マリンスポーツのイメージが強い湘南では結構異質な存在に思えますが、
意外としっくり馴染んでいます。
こういうところは、横須賀という街もなかなかいい感覚を持っている気がしました。
これこれ、この海は東京湾ですぞ!
by takenoko (2016-08-13 05:53)
「takenoko」さん、おはようございます。
都内や横浜、横須賀中心部とは全く違って、
太平洋に向かって広がる東京湾は、
タンカーやヨットなどで混みつつも綺麗でした。
お天気のせいなんでしょうか、
いくら日本海でも青くなるといっても、
この日の海の青は、日本海のそれとは全く違う青でした。
理想的な日に眺めることができた気がしていますが、
どうだったんでしょうね。
by はらぼー (2016-08-13 06:55)