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Cafe and Wine MIYAMASA(ミヤマサ) ミートローフのプレートランチ/チーズケーキ(神奈川県横須賀市浦賀) [独身男のさすらい旅情]

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えー。
海を見ながらボーッとしたくて車を走らせた先は、横須賀の浦賀。
観音崎で海水浴客(かバーベキュー客)が
リゾートファッションでワイワイやっているのを尻目に、
まさか一人で泳ぐという淋しい熱帯魚状態になるつもりもない服装で
海を見て横須賀美術館で美術品鑑賞するという、これもまた淋しいお話。

で、外出する時くらいしか外食をしないボクにとっては、
こういう機会がある時こそ、唯一かつ絶好のお店開拓のチャンスな訳です。
美術館を出発する直前まで迷いに迷った挙句に決定したのが、こちらのお店でした。

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看板らしき看板は上のものくらいで、
カーナビやらなんやらが発達していなければ、軽く通り過ぎそうな佇まいのお店です。

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いや、別に隠れ家的な場所にある訳ではなく、
京急浦賀駅から県道209号線を一本ずーっと進んでいくだけなんです。
見つけやすいと言われれば、見つけやすいお店なんです。
ただ、この佇まいだけでは、多分辿り付けません。

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この雰囲気を目指してください。
宮政商店という酒屋さんが営んでおられるので、
昭和のコンビニの走り的な雰囲気が香りまくるこの佇まいの左側が、お店の入口です。

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店名に「Wine」とある通り、このお店のメインはワインです。
ただ、ワインを飲まなくても当然食事はいただけます。
呑兵衛の皆さんの中に飛び込んでいくことに結構躊躇しましたが、
ここまで来たら入るしかないです。
このメニュープレートを見て、このメニューを選びました。


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この日のプレートランチBである、くるみとレーズンのミートローフを選びました。
パンとスープ、ドリンクがセットになっています。
量はガッツリという感じではなく、レディースランチと言えるくらいのものでした。
でも、大食いでなくなったボクにとってはこれくらいがちょうどいいくらいです。

まずはスープから。
この日はパンプキンスープでした。
ほぼかぼちゃそのものと言えるほんのりと甘い自然派な味でした。
塩気とかコショウとかがもう少し欲しい、といった意見も出そうなところです。
ボクはこれでもマルかな、と思いました。薄味好みなもので。

葉物、人参のサラダもほんのり酸味を効かせている感じです。
素材の味に自信があるのだと思います。特に人参がパリッとしていて甘くて美味しかったです。
サラダのほうに油っ気がない分、きのこのソテーはいい感じで食味のアクセントになっています。

白パンは見た目通り雑味のない、食感も味もフワッと柔らかく、
添えられた・・・これは何だったんでしょうか、
バターの類でなくホイップクリームのようなものでしたが、
これとの相性が抜群に良かったです。
質問とかはしなかったんですが、多分クリームチーズの類かなと想像します。
ふわっふわの軽い食感の奥に、チーズ独特の風味が見え隠れした気がしたのと、
ワインのお店だったらチーズは外せないかな、と思ったので。

さて。メインのミートローフですが、
これ、見事なくらいに「肉肉しい」味でした。
こちらも肉そのものに自信があるのでしょう。
見ての通りソースなどは一切かかっておらず、味付けも相当薄めにしているので、
まさに「赤味の肉、食ってるわ!」って満足感が、この一片だけでも十分感じられました。
いい肉で焼肉をした時の肉の味と同じです。
余計な味がないので、くるみも歯ごたえだけでなく、肉の味の合間に風味を主張していました。
レーズンは思ったほど目立った味はしなかったですが、食感のアクセントですかね。

この味は、明らかにワインと合うように作られています。しかも赤ワインに。
この日の他のプレートランチは普通の食事然としている中で、
これだけはメニューを見ただけで、異彩を放っているような気が何となくしていたんです。
その予想は、食べたことで当たったとはっきりと分かりました。

実は、ミートローフをこの日人生初めて食べました。
今まで殆ど出会うこともなく、出会っていてもわざわざ選ばなかったんですが。
コンビーフ然とした見た目に抵抗感があったんですよね。
でも、これならこれからミートローフ、いけそうです。

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実はもう一つの目当てが、このチーズケーキだったんです。
土日限定だそうで、ランチのセットになっていたドリンクと一緒にいただきました。

見た目通りベイクドタイプのものなんですが、
さすがワインのお店。チーズ使いが素晴らしいです。
まず、ここでも余計な味付け不要といった感じで、
焼き目の表面にはジャムやら何やらは一切塗られていません。
焼いた後落ち着かせたのでしょうね。
綺麗な焼き目で焼いた香ばしさもほんのり感じられますが、
サクッとした感じではなく、適度に湿気を帯びています。

そしてケーキの本体のほうも、二層だの三層だのといった凝ったことは一切ない一層構造。
でもこれもまた違うんですよ。今までとまたこれが。
見た目スポンジタイプなんですが、隙間なくチーズが凝縮されている感じ。
フォークで切るとホロホロと崩れちゃうんです。
で、口に入れると期待以上に溶けてくれます。
チーズケーキに使うチーズは基本的にクセの少ないものを使うんでしょうけど、
想定以上にクセのないチーズを使われているようです。
乳製品らしい風味はするのに、何故かまとわりつき過ぎるようなこってりさはなかったです。
底のビスケット生地を他より甘目にしていることで、
チーズケーキ本体のチーズ感を上手く引き出している感じですね。
一応デザートとして他のケーキ、プリンなどと同じメニューに並べられていますが、
これも実は、ワインと一緒にいただいても美味しいようにできている気がします。
添えられた微糖ホイップクリームとの相性も、当然マルです。

この日、お店は女性だけで切り盛りされていました。
女性だけでも気軽に入れる雰囲気がありますし、
料理からも感じ取れる女性らしい心配りも、ワインをより美味しくしてくれるかも知れません
(少なくともボクは料理自体は作れてもこんなに綺麗に盛り付けできませんし、
そもそもケーキは焼けません)。

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地図にしますと、この青いマルの辺りです。
今回ボクはランチ目当てで車で行ったのですが、
やはりこのお店は、ワインと食事を楽しむのがいいと思います。
ちなみにこのメニューは休日スタイルかも知れません。
平日はサンドイッチといった異なるメニュー展開をされているかも知れません(ネット情報から)。

テーブルワインはどうも数種類を常時準備しているようで、
グラス(600円)とデカンタ(1,500円)での提供になります。
また、元々酒屋なだけに地下にワインセラーがあるので、
店内でボトルを購入し、お店で開けてもらうことも可能なようです
(詳しいシステムはお店でお聞きください)。
予想通りボクのいる間、殆どのお客さんが真っ昼間からワインを嗜んでおられました。

うーん、車だと飲めないし、ここで飲むとしたらなかなかな電車移動が必要だし・・・
・・・こういうところは近所にあってもらったほうがいいですね、普段使いするためには。
そもそも近所にあってもらわないと、ボクは困ります。
ワインは好きなんですが、ボトル半分でグデングデンになっちゃうんでね。
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