2016-04-04 今日の川崎駅前・今日の1曲 「ぼくらが旅に出る理由」 安藤裕子

おはようございます。


週明けの朝は結構激し目な雨でスタートです。
これから更にこちらは横殴りで降り始めるそうです。
気温はそこまで低くはないんですけど、体感気温はなんだか低い感じです。

今日の1曲♪
「ぼくらが旅に出る理由」　安藤裕子

2011年に発売のアルバム「大人のまじめなカバーシリーズ」に収録されていますが、
なぜか今年のこの春に、やたらとラジオから流れます。なぜでしょう。

でも、これがまたいいんですよ。
ご存じの方も多いでしょうが、これは小沢健二さんがヒットさせた作品です。
彼の曲は、彼独特の歌声も相まって、当時言われた「渋谷系ポップ」らしい軽い仕上がりでした。
ところが彼女が歌うと、オリジナルよりもリアル感が異常に増して聴こえます。
ヘビーリスナーではないですが、ラジオでよく彼女の曲は流れていたので知っています。
歌声が低音であること、また彼女の作り出す曲がなかなか強烈かつダークなものが多いので、
実は切なくてやりきれない別れを描いた詩のこの曲が、
いくら浮世離れしたポップなアレンジでも、より身近に感じるんですよ。
ただカラッと明るいだけじゃない、本当の理由が彼女の歌声からは聴こえてくる。
これって「歌うたい」にとって、とても凄い才能なんですよね。

ちなみに、調べてみたら彼女、お子さんにぶつかって鼻骨を骨折したみたいです。
子育てって大変ですね。
それとほぼ同時に、他のアーティストから全曲を提供してもらった
「頂き物」というアルバムがリリースされています。
ちょっと面白そうな気がしています。
シンガーソングライターが、他の人から提供を受けた曲をどう消化するのか。
この曲を聴いて、これまでになく彼女に対してとても興味が湧きました。

さて。
今朝は寝起きからとてもイヤな感じでいっぱいです。
後味の悪い夢を見たせいもあります。
起きたら身体中が痛いのもある気がします（←これは昨日のカイロプラクティックでの揉み返し）。
でも、気にしていないつもりでも、どこか引っ掛かっているんでしょうね。
昨日の夜の電話でのことです。

毎週末に実家に電話します。
昨日はそこで、父親が肺と脳へのガン再発で入院したと聞きました。
定期健診で見つかり、前回ほどひどいものではないので、
気にし過ぎずそっちはそっちでやれと言われました。
ボクも、自分自身がそこに行けるほどの余裕がないとキッパリ言いました。

自分って冷たいのかな。
でもね、他人には分からないそれぞれの家庭の事情があるんです。

ボクは父親との確執があります。
病気になった理由も彼が原因で、それがはっきりしたから、回復したんです。
前回の退院の際も、父親は周りの心配など一切聞かず、
自分の好きなことをすぐにし始めました。
大きな手術前にも「自分の好きに生きたい」と、ボクらの話など聞く耳を持ちませんでした。
プラスアルファの手術は、そうやって断ったんです。

だから、多分彼は彼自身で自分の責任を取るんでしょう。
取ってもらわないと困ります。
急に弱音を吐かれても、こちらが振り回されるだけで、
ボクも苦しい過去に引きずり戻されてしまいますから。

ボクが新たな人生に旅立った理由には、それがあるんです。
今朝こうやって調子が悪いのも、結局どこかに引っかかるものがあるからなのは、知ってます。
でももう、引きずることはしません。
何かが起こったその時、その瞬間に考えろ。
きっとそういう生き方を選んだし、選ばないと生きていけない人間なんでしょうね。

ようやく親離れできたボクは、依存するのもごめんですし、されるのも迷惑です。
この言葉が「人でなし」と聞こえても仕方がないですが、あなたに何が分かります?
それぞれ人は、それぞれの事情を抱えています。ただ口にしないだけ。
だけどボクはこの場を吐き出す場、心の中を整理する場として考えているので、
書いちゃいました。

さて、と。
一週間の始まりがこんな気分悪いと、スタートダッシュができなくてイヤなんですけど、
まぁ、ゆっくりペースを上げていけば、と言われているんでしょうね。
ある意味でボクには、これくらいの始まりが丁度いいんでしょうね。

タグ：小沢健二 安藤裕子 ガン 神奈川 川崎 家族 親子