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東京って特別なんですね。 [おもいの輪郭]

どうでもいいことなんですけど、
東京都民じゃないボクにとっては、なかなかの衝撃なことでして。

東京都の警察って、「警視庁」なんですね。
「東京都警察」、「都警」ってないんですね・・・。
でも、これはもう以前の東京勤務時に知った衝撃でして。

ボクはラジオをよく聴くわけですよ。
で、ラジオといえば時に流れる「交通情報」。
昨日TBSラジオを聴いていたらですよ、これまた衝撃の事実を知るわけです。
交通情報を、警視庁の人が伝えているんです!
だって都会だったら、「○○交通情報センター」とかがそういうお仕事してるもんだと思ってたら、
警視庁がするんですか!?

どうも田舎もんのボクにとっては、
警視庁っていうとテレビドラマで重大事件を扱うようなイメージがあってですね。
そりゃ、地味な交通関係のことも確かに警察の役割なのは分かるんですが、
島根県みたいな田舎の警察だったらやっていてもおかしくないような
交通情報なんていう地域密着的なことも当然のようにやってるなんて、
思いもしないわけですよ。

そもそも最初の話に戻るんですけど、
「警視庁」と「東京都の警察」とは別物だと思ってましてね。
だからふとパトカーをまじまじと見つめた時にそれに気付いた衝撃は半端なくて、
「!?!?」って少し動揺しました。

で、それがどうした? って言われると、特にオチはないんですけど。

東京で驚くことって、今までに意外とそんなになかったんです。
渋滞だろうが超満員電車だろうが巨大ビルだろうが、
そりゃそうだろうよ、って普通に受け入れていたんです。
ところがこの「警察」問題、
ボクにとっては地方の方言や文化と並ぶくらいの、
ある地域に限定された「不思議」の一つなまま、きっとずっと残るんでしょうね。
まぁ、できる限りお世話にはなりたくはないですが・・・。
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讃岐人

東京都の警察官のトップである「警視総監」が制服警察官の最高位者であることからも、首都警察の特別さが現れていますね。警視総監は職名であると同時に階級なんだそうで、ほかの道府県の「警察本部長」は一つ下の階級の「警視監」またはさらに一つ下の「警視長」なんだそうです。
by 讃岐人 (2016-02-14 20:34) 

kou

消防庁は、別に東京消防庁が存在していますし、地方から見ると警視庁=東京都管轄警察&全国のトップというのは、ちょっと不思議に感じるところですよね。

by kou (2016-02-14 20:51) 

はらぼー

「讃岐人」さん、こんばんは。
東京都にお住いの方々は
普通にそういうこと知ってらっしゃるんですかね?
それともボクみたいなこと、そもそも考えないんでしょうかね?
「警視庁」=「警察の頂点」なのは分かるんですが、
まさか都の治安を預かっているとは思いもしなかったんですよ。
なんでもかんでもある分、内部事情もなかなか複雑そうですね・・・。
by はらぼー (2016-02-14 21:16) 

はらぼー

「kou」さん、こんばんは。
そうですそれです。
マンガを殆ど読まないのでなんですが、
こち亀の両さんも警視庁の職員ってことですよね。
警察のトップとなると、
各道府県から警視庁に上り詰める人もいるのか、
それともやはり警視庁に最初から入らないとその道は無理なのか・・・
・・・ボクたちがそういうことをそこまで疑問に思わないのも、
いいんだかなんだか分かりませんが平和な証拠なんでしょうね。
by はらぼー (2016-02-14 21:21) 

讃岐人

もともとは旧内務省の解体や東京都の設置などから遡らないと分かりにくいですよね。
旧憲法下の内務省が警察権や地方行政権など、強大な権限を持っていたので、連合国軍の命により解体され、警察や消防は地方組織とされ、警察は各都道府県の公安委員会が管理することになりました。
しかしながら、連邦制を敷く米国のようなやり方を狭い日本に適用しても上手くいきませんでした。そこで、全国の警察行政を司る行政機関として、「警察庁」が設立されました。
では「警視庁」はといいますと、もともとは東京府、大阪府などの「府」は内務省の地方行政上特別な地位が与えられていて、府には警察組織を管理する機関として「警視庁」が置かれていました。(県は「警察部長」が置かれ、県と一体のものとして、県知事(有事には軍)の指揮下で警察組織が運用されていました。)しかし、東京府は戦時体制強化のために「東京市」が廃止され「都」に再編され、それが戦後も占領政策に都合が良いので残されました。しかし、大阪などの他の「府」は、単なる地方行政単位にされました。それで、東京以外の「警視庁」も廃止されてしまいました。
これが東京だけ「警視庁」がある理由です。(間違っている所もあるかもしれませんが、その場合は申し訳ありません。)
by 讃岐人 (2016-02-16 06:29) 

讃岐人

さらに補足します。
警察庁が設置されてから、警部補以上の警察官を「国家公務員」として管理できる体制が整えられました。国家公務員行政職I種試験(今の国家公務員総合職試験)合格者で「警察庁」に採用された者は、いきなり警部補になり、地方の管理職と中央とを行き来しながらほぼ無試験で昇進し、幹部警察職員となります。(いわゆるキャリア)
一方で、地方(警視庁も含みます。中央官庁ではないという意味です。)の警察官採用試験を受けて警察官になった者は、巡査の階級に任じられ、採用された都道府県警察で勤務し、身分も地方公務員となります。そして、昇進試験に合格すると巡査部長、警部補と階級が上がり、警部補になると「地方配置国家公務員」になります。
スタート位置が違うので、地方採用の警察官が本部長クラスの警視長などになるのは至難の業です。警視監の中から選考で選ばれる警視総監になることは、現状ではほぼ不可能です。(なにしろ、幹部警察職員の昇進は「選考」で選ばれ、選考基準は前例踏襲ですから。)
全国規模の人事交流は、警察庁が取り仕切ります。
by 讃岐人 (2016-02-16 06:45) 

はらぼー

「讃岐人」さん、丁寧なご説明ありがとうございます。
ボリュームがデカ過ぎて、
色々と余裕のなかったボクは今朝まで読めませんでした。
ごめんなさい・・・。

警視庁って元々「府」に特別にできていたんですね。
それがお書きの通りの経緯で、東京都だけになった。
なるほど。
で、やっぱり都道府県の警官さんがお偉いさんには
そうそうなれないんですね。
そもそも「警察庁」と「警視庁」とごっちゃになってました・・・。
整理してみると理解できるんですけど、
なかなか分かりにくい話ですね。
ちなみに純粋な都民の職場の人に聞いたら、
そもそもそんなこと気にしたことがなかったみたいです。
そんなに誰もが気にすることじゃないんですね。これ。
by はらぼー (2016-02-23 07:51) 

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