ラメールジャズオーケストラOBバンド 3rd LIVE [2015.9.12](島根県雲南市) [俺の山陰]
FMいずもの番組でその存在を知り、チケットの取り置きをしていただいて、
車で30分程度の雲南市加茂文化ホールラメール ふれあいホールへと行ってまいりました。
雲南市の中高生で活動している「ラメールジャズオーケストラ」のOBの皆さんが主催し、
島根大学、鳥取大学のジャズ研究会を招いての、約2時間半のライブでした。
ふれ合いホールはほぼ満員。
小さいので150人程度のキャパシティでしょうか。
余り大き過ぎるよりは、これくらいの距離感がいいと思います。
まず1番手は、島根大学ジャズ研究会のみなさん。
エレクトーンが入った、少し変わった編成での演奏でした。
4人編成、かつ管楽器がないので、大人しくこじんまりとした印象でした。
しかし演奏自体は特に問題なかったです。
初々しさが非常に印象に残り、思わず応援してしまいたくなる演奏でした。
2番目の鳥取大学ジャズ研究会。
これはなかなかの完成度でした。
5~6人編成ながらもサックスが入ることによりスケール感のある演奏に仕上がっていました。
少人数でダブルサックスというのは珍しいとのこと。
BSS山陰放送ラジオ「JAZZ PARK」に月一でここの鳥大生が出演しています
(今回出演した人ではないですよ)。
そこで語られるウンチクも納得の、素晴らしい演奏でした。
最後はもちろん、ラメールジャズオーケストラOBバンドの登場です。
ビッグバンド編成のライブは初めて観るので、どんなものかと期待していました。
結果としては、見事にその期待を大きく上回る、圧巻の演奏でした。
個々の演奏がとにかくダイナミックで、いい緊張感を保ちつつもとにかく楽しそうでした。
ビッグバンドの迫力ってここまでくるんだなー、と目も耳も奪われました。
ヴォーカル曲も数曲含めて、全8曲プラスアンコール1曲でした。
ジャズらしいアドリブも絡めての、見事な演奏を聴かせて、観させていただきました。
いつの間にか、過去に様々な大ホールで観たプロのライブと同じように、
五感を研ぎ澄ませて真剣に向き合っている自分がいました。
本気のパフォーマンスには、観る者も本気で臨まなければならないと思うのです。
これで1,000円は、お得過ぎるのではなかろうかと、心配にさえ思えました。
それでもこの価格、出入りも子供も飲食もフリーという敷居の低さがあるからこそ、
この地方でこういうものがすんなり受け入れられるのかも知れません。
この姿勢には、とにかく感服いたします。
文化・芸術・芸能にはお金がかかります。
それでもこういう地方で頑張って活動し続けていること。とても素晴らしいです。
資金難ということで、当然投げ銭させていただきました。
今回偶然このライブの存在を知ることができて、とても良かったと思えた夜でした。
加茂の田舎でこもこんなイベントがあるんですね。
by takenoko (2015-09-17 13:28)
「takenoko」さん、こんばんは。
確かに、なんでこんなところに、ってところに
もの凄いホールが建ってるんです。
そういった建物はろくに使わず朽ちることも多いみたいですが、
このラメール、そして旧加茂町等の雲南市民は頑張っています。
プロミュージシャンのライブも、結構開催されていますし。
もしかしたら出雲市よりも、
積極的に施設利用されているのかもと思いました。
by はらぼー (2015-09-17 18:52)