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本日のニュースで感じたこと(5) ~大阪の少年少女殺害事件について~ [ニュース]

とても残念な結果になってしまいました。
逮捕はされましたが、未来ある命が二つも奪われたことは、悲し過ぎます。
早い解決に至ったことが、せめてもの救いでしょうか。

犯人はどうも、ボクとほぼ同年代の40代前後のようです。
ボクの年代は、昔と現代のちょうど境目にいる思考を持っています。
だからこそ、少し不安定なものを抱いている気がしています。
あくまでも、ボク自身の感情から考えてのことですが。
なので、心理学や犯罪学の専門家でもなんでもないですが、今回は書かせていただきます。

ちょうどボクくらいの年代の若者を、世の中は「新人類」と言っていました。
そんな言葉が流行るずっと前。
小学生の頃のボクは、たった一つ下の下級生の考え方が、よく理解できませんでした。
「えっ? こんな風に捉えちゃうの?」ってことがたくさんありました。

バブルへ一直線の幼い頃に、ボクたちはファミコンと出会いました。
これは大きな転換期だと思います。
バーチャル世界に逃避できるようになったのです。
当時の同年代の子たちは、何も厄介なことなど考えずに、ただハマったものでした。
ボクは全然ハマりませんでしたが。

多感で夢を抱こうとした高校・大学時代にバブル経済は崩壊しました。
やれば何でもできるという楽観論は、脆くも崩れてしまいました。
学校を出ても、学歴を手にしても、思い通りにはいかなくなりました。
悶々としながら、20代、30代をなんとか過ごしてきました。

しかし30代後半から40代に差し掛かると、
社会では重要な役回りをボクたち世代に求めるようになります。
これは昔から変わらないはずなのですが、
レールから零れ落ちた者にとっては、これが苦痛で仕方がないのです。

そうなると逃げ込むのは、バーチャルの世界。
ゲームだけでなく今はインターネットという世界が普通になりました。
残虐な映像なども普通に見ることができるようになって、
現実と虚構との区別がつかなくなるという罠に嵌りやすくなりました。

ボクの両親は当初このニュースを見て、「親の犯行じゃないの?」と言っていましたが、
この残虐性から、ボクは絶対に違うと思っていました。
そしてそれは残念ながら当たってしまいました。

現実なんて思い通りになんてそうそうなるものではありません。
いい大人が少年少女を意のままに操ろうとしても、
ゲームじゃないんですから、できる訳がありません。
そして上手くいかなければ、まさにゲームでボタンを押すように「ゲームオーバー」にしてしまう。

世の中って、そんな甘いもんじゃないんですよ。
そんなことが許される世の中じゃないんですよ。
そして自分の醜態を晒すのを恐れて、とんでもない手段を短絡的に選ぶ。
大人には抵抗されるから、力の弱い子供や女性を標的にする。
とんでもないことです。バカタレの極致です。
自分自身が上手くいかないのは、確かに世の中のせいもあるでしょうが、
最終的には自分自身のせいなんですよ。
これから厳しい現実を目の当たりにして、呆然とすればいいのです。こんなヤツらは。
奪い去った尊い命の代償を、一生かかって償えばいいんです。

ボクは42歳ですが、
どうも40代前半以前の人間による犯罪が多い気がします。
しかも犯行理由が「誰でもよかった」「ちょっといたずらしたかった」。
現実を自分自身に当てはめる能力が欠如しているのかも知れません。
自分自身にもその芽が何処かに生えていることを自覚して、
ボクは自分自身の問題として、この事件を心に留めておきたいと思います。
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