Black and White [おもいの輪郭~Lyrics~]
ここは砂漠か 荒れ行く大地か
解らないまま 銃口を握る
擦り切れた靴底 引き摺るマシンガン
もう走れない もう歩けない
錆びた銃口 何処で拾った
解らないまま 錠付きの僕
何処へ隠れようとも 逃げられない
見えない鎖に 繋がれている
信じたものは 全て嘘だった
願ったものは 全て奪われた
背徳の嘆き 裏切りの嘲り
何も見えない 何を信じる?
錆びた銃口 何処で拾った
無意識の衝動で 僕は拾った
脳裏に焼き付く 奴のにやけ顔
振り払えないなら 消してしまえ
正気を失った 僕は連射した
照準などない ただ引き鉄を握り続けた
違う 君じゃない 僕が狙ったのは
誰にも当たらなかった弾は 僕の頬を一発かすめた
広がる荒地は 紛れもない現実
足下に伸びた 小さな芽
焦土を突き破った 鮮やかな緑
すさんだ僕の 口元が笑った
あてどなく彷徨う 錠の音が響く
どうせ滅びゆくなら 足跡を残し消え去ろう
逃げられないのなら この鎖を手繰り寄せよう
手繰るその先には 標的が確かにいるんだ
奴には猶予を 少しだけ与えてやろう
どす黒く塗り潰された 片隅に残る白い欠片が呟いた
誰にも知られず 準備は万端だ
もう何も怖くない 生きる自体が怖いのだから
弾は一つ 残っている
錠の鍵も 盗んで手に入れた
解放された時 全てが終わる
その一歩を 踏み出すのは僕だ
銃口を向けた時 震えればいいさ
悔やめばいいさ もう遅いよ
引いたその時 奴は消える
高笑いして 僕も消える
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