宝喜温泉館(鳥取県鳥取市気高町) [俺の山陰]
鳥取空港から国道9号線を走り、
もうさすがに温泉は無理かな、と思った頃、
偶然こちらの看板を、国道沿いに見つけた。
国道から外れて10分程度。
割とすぐに、到着した。
22時までやっているそうで、間に合ってよかった。
大人一人420円。
少し高めかと思ったけれど、
この値段以上の価値を、この後に知ることになる。
脱衣場はとても新しくて清潔。
そして、お湯は鳥取温泉と同じくらいの硬めの感触ながらも、
長湯も身体にこたえないほどの、程良い温度で、これはゆったりできていい。
みるみる肌がツルツルになっていく。
普通の内湯と、気持ちいい刺激のバブルバス。
そして外には、これまた程良い刺激の打たせ湯と、
リハビリ用のようなぬるめのプール状の浴槽。
そして何よりもびっくりしたのは、水風呂。
サウナもないのに、なんでだろと思って入ってみたら、
これがなんとも、肌触りがソフトで、冷たすぎない絶妙な水。
これって、普通の水道水じゃないでしょ、と
あがった後に施設の方に聞いてみたら、
天然の地下水です、とのこと。
かけ流しは当然といった雰囲気の張り紙。
鳥取温泉と違って、ちょっと奥まったところにあるから、湯量も多いのかな、と。
そして当館のこだわりまで、壁にしっかりとアピール。
それだけ自信があるのだろうし、
だからこそこの値段でも、人里離れた場所でも、人がたくさん集まってくるのだろう。
ちなみに、120円で、地下水が売っていました。
もちろん、風呂上がりの身体に、ジュワーっと滲み渡りましたよ。
こちらは十分な広さの駐車場が備えられており、
車でも安心してお越しいただけます。
また、リンスインシャンプーとボディソープ、ドライヤーが常備されているので、
タオルだけ準備すれば、OK。
久しく温泉に入っていません。
最近は、かけ流しと偽っていた温泉が謝罪会見したり、ひどいところだと水道水を使っていたのを釈明したりという光景を見ているので、何を信じたらいいのやらというところもあります。
鳥取や島根など日本海側の温泉はあまり縁がなく、ほとんど入ったことがないです。
by kou (2015-06-10 21:01)
「kou」さん、こんばんは。
まぁ、入らなくても生きていけますからね(^^)
確かに、何を信じたらいいのか、というくらい、
日本には「温泉」情報が蔓延している気がします。
それだけ日本人は温泉が好きであり、こだわりも強いのでしょう。
そうでなければ、
ここまで「かけ流し」ブームが続くわけがありません。
ボクが言えることは、
自分自身が実際に入ってみて率直に感じたことを
信用するのが一番だということです。
別記事の「循環式」を採用されている温泉は
温泉自体の湧出量が少ないということを、
とても正直に述べておられます。
なので、極端な「かけ流し」=「本物の温泉」という論理は、
ちょっと違うのでは、と思います。
そういう偏った考え方を捨てれば、
不誠実な施設は、自然と見極めがついてくると思います。
温泉の歴史、建物や浴室の風情、経営する人の人柄・・・
お湯そのものだけで温泉を判断するものではない気がします。
「ここ、いいな」と思えたら、そこがいいところになります。
そうですか、日本海側はほとんどないですか。
アクセスが不便なのが、影響しているのでしょうね。
石川の和倉温泉や、兵庫の城崎温泉などは、
駅から近く、特急も止まるのでまだ行きやすいのですが、
例えば、東京からと考えると、
秋田の乳頭温泉は有名ですが、
駅からかなり離れており、レンタカーが必要です。
山陰のほとんどの温泉地もそうです
(そもそも列車が少ないです)。
山陰は隠れた温泉の宝庫です。
多分、別府・黒川などがある九州に
十分匹敵する数も種類も質もあります。
広島に帰省された際に、
ちょっとレンタカー(御実家の車?)でも借りて、
向かってみられたらどうでしょうね。
例えば、広島からだったら、
浜田自動車道を下りてすぐのところにある温泉を、
後日紹介する予定ですので、参考にしてみてください(^^)
by はらぼー (2015-06-10 21:49)