SSブログ

酒持田本店 純米酒 出雲国楯縫郡[いずものくにたてぬいごおり](出雲市平田町) [おみやげ本舗]

2013-11-26 15.39.31.jpg
我が街出雲・雲州平田には、
お酒の神様を祀る、佐香神社(通称 松尾神社)がある
(京都の松尾大社から、祭神を勧請したとのこと)。
そんな出雲の地で、地元の美味しい水、そして酒造に適した奥出雲の酒米を使って、
130年以上において酒造りを行ってきたのが、
平田の木綿街道にある酒持田本店

昔ながらの佇まい。

2013-11-26 15.36.08.jpg
2013-11-26 15.38.14.jpg
店内も重厚なお屋敷の雰囲気が、
しかし保存建築とは違う、現在でも現役で営んでいるからこその息遣いがしっかりと漂う。

2013-11-26 15.35.54.jpg
地元のスーパー、百貨店、土産店などでも商品は購入できるが、
こちらでは、取り扱う全商品がこのように展示されている。
こちらの看板商品は「ヤマサン正宗」。

お酒はからっきし弱いボクでも、日本酒は少しは嗜む。
特に冬の熱燗は、たまらない。
2013-11-27 18.53.09.jpg
そんなボクが、先週の岡山旅行の拠点である、大学の先輩のお宅にお土産として購入したのが、
「純米酒 出雲国楯縫郡」。
楯縫郡とは、平成の大合併前の旧平田市、この酒蔵のある地がかつて呼ばれていた地名だ。
以前「誘一献(いざいっこん)」という純米酒を持って行って、
大変喜ばれたので、今回も、と思ったのだが、スーパーにも、この本店にも、ない。
完売とのこと、残念・・・。
そこで、辛口好みの先輩に合うようなお酒を、と求めたところ、
最近発売されたばかりの、この商品をお勧めされたのだ。

これは・・・これは美味しい!

以前の「誘一献」のようにキリッと辛口なのに、
よくある「辛口でサラッとした飲み口」といった、白ワインなどに準えるような風味ではない。
幾つかの甘口のお酒のように、口の中に過剰な余韻がいつまでも残ってしまうわけでもないし、
大酒呑みがよく言う「こんなのただの水だ」なんていう、あっさりさっぱりという感じでもない。
ちょうどその中間。
ピリッとした辛口の感触と共に、
刺々しくない風味が優しく、しかししっかりと主張しながら、口の中に、鼻腔にふわっと広がる。

2013-11-27 19.03.53.jpg
いい余韻が口の中に残りつつも、こういったふろふき大根のように、
繊細な味の料理を、その余韻は邪魔することがない。

もちろん、人それぞれの好みもあるので、これが一番とは言わないが、
お酒が大好きで、ご住職という職業柄、様々な方々からお酒をいただいたり、
酒席にお呼ばれされている先輩が、
「今までの日本酒の中で一番美味しい!」と大絶賛。
同じ街の親しい方にも呑ませたいから、
一升瓶6本買ってきて送ってくれ、とまで言われた。
ボクも、今まで飲んだ日本酒とは全然違って、とても好きな味だ。

この「出雲国楯縫郡」、本当に発売したてなのだろう。
上述にリンクも張ってはいるが、
同店の商品紹介ページ、また通信販売サイトにもまだ掲載されていない。
実は甘口の新商品も、他に2つあると、お店の方に見せてもらったが、
それもまだ掲載されていない。
本店に行かないと、まだ見つけることはできない商品だ。
しかも一升瓶はなく、720ml瓶のみ(今後一升瓶が出るのかは不明)。

「出雲国楯縫郡」720mlで、確か1300円。
同店商品の中でも、群を抜いてラベルのデザインも秀逸だ。

出雲、松江以外にも、同店の商品を取り扱っている酒店は、サイトを見る限りあるようだし、
東京・日本橋の、島根県が出している人気アンテナショップ
「にほんばし島根館」でも取り扱ってはいるが、
この商品があるとは限らない。
本当に、島根の人間は宣伝ベタだ。
奥出雲にも松江にも他の地域でも、
美味しいお酒を造る酒蔵は、島根にはたくさんあるのに・・・。
否、大量生産すると味が落ちる、という信念で、
身の丈に合った拡げ方をしているのだ。そう信じたい。
お酒の神様に守られている出雲杜氏、流石の逸品。

60年振りの遷宮で賑わう出雲大社や松江にご旅行される機会のある方は、
かつて木綿の集積地として賑わった街並みが残る、木綿街道もふらりと立ち寄られて、
こちらでご購入されてはいかがかと。

【追記】
「誘一献」は、販売終了ではなく、
今年3月後半くらいから、新酒で販売再開されるとのこと。
「出雲国楯縫郡」も、新酒は1月後半からとのこと。
いずれも人気がある純米酒のようなので、
見かけたら、もう飲んでみるしかない、ということだ。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。