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吉備津神社(岡山県岡山市北区) [独身男のさすらい旅情]

GW前半の吉備路観光。
備中国分寺のあとは、桃太郎伝説の起源とも言われている神話が残る、
吉備の中山の麓に建つ2つの神社、
吉備津彦神社、そして吉備津神社に向かった。

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吉備津彦神社を訪れた後、吉備津神社にも足を延ばしてみた。

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吉備津彦神社が平面的であったのに対し、
こちらは左右が木々に覆われた階段が、大鳥居からお出迎え。

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まだまだ階段が続く。
ただ、石段が凸凹していないので、やや急坂ながらも比較的安全に上れる。

階段を上りきると、本殿・拝殿がこのように・・・
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堂々と鎮座している。国宝だけあって、とにかく壮観だ。

この吉備津神社は備中国一宮と呼ばれている。
名前から吉備津彦神社と関係があるのかと思ったら、
なんでも、吉備国の時代は、この2神社と、遠くは広島県福山市の吉備津神社とは、
同一の神社であり、桃太郎のモデルとも言われる大吉備津彦命を祀られていたのだが、
備前・備中・備後に国が分かれた際に、それぞれ別々の神社となったようである。
ちなみに、福山の吉備津神社は、備後国一宮と呼ばれるとのこと。

大吉備津彦命が桃太郎というならば、鬼は何者? というところだが、
吉備国を大吉備津彦命が平定する前に支配していたのが、
温羅(うら)と呼ばれる百済(現在の朝鮮半島)の皇子であり、
その傍若無人な振る舞いで人々を苦しめていたことから、
温羅の住む城を「鬼の城」と言って恐れていたのだそう。
そう、これが桃太郎伝説の起源と言われる神話なのである。

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本殿から離れた場所にある御釜殿。
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ここは、鳴釜神事というものが行われる神聖な場所。
釜に火を入れ神事が執り行われると、温羅のうめき声(のような音)が鳴り響くという。
もちろん、ここにも温羅、大吉備津彦命、また吉備国にまつわる神話があるのだが、
そちらについては、吉備津神社HPなどの御説明に譲るとする。

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吉備津神社も、大変広大な敷地であるのにびっくり。
この廻廊も、想像をはるかに超える長さ。
東京の地下鉄の乗り継ぎ通路並みに、長い。

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廻廊の端には、ぼたん園なるものが実は存在する。
広大な場所の割に落ち着けるスペースが少ない中で、
ここは確実に憩いの場となっている。

ちなみに、吉備路観光ではサイクリングを推奨しているようだが、
確かに、備中国分寺やこの2神社、
多少離れてはいるものの、サイクリングにはちょうどいい位の距離感。
しかもどこも広々としていて、開放感溢れるいい場所だ。

しかし、ボクは岡山をまだ知らなさ過ぎるようである。
このように立派なお社が、同じ山の麓に2箇所も並んであるとは。
狭いようで十分広い日本、まだまだ知らないことが多そうだ。
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